Z-Z BOARD
過去ログ254
2017/2/20 22:54
▼みず 掲示板の文字数規制により、変なところで切れています(´・ω・`)
あと200文字ぐらいですが、次回に回します。
2/20(月)22:54
▼みず『大司聖の場合5』
□□□□□
「ええ。よろしいですよ。私が代行いたします。期日が迫っている書類があったら、おっしゃってください。先に処理しますので」
ピエールは苦笑した。仮にも上司の前で“サボる”などと公言するのもいかがなものかと思うのだが……。
「……って、きみがあっさり承認するなんて、何だか気味が悪いな」
冗談半分に言ったことがすんなり許可され、レスターは拍子抜けしたようだ。
「任務で負傷するのも、これほど書類をためこむのも、あなたらしくないですからねぇ。よほど切羽詰まった状況なのではないかと思いまして……」
【執行人】は秘密裏に組織されており、一般にはその存在さえ知られていない。教会の権勢も第二位階の威光も及ばず、ピエールにも詳しい内情は伝わってこない。だが、どうも今、大変な状況であるらしい。
「……かわいくないなぁ」
図星だったのか、レスターが憮然とつぶやく。
「何がです?」
「昔はもっと、こう……」
レスターがそこで言葉を切り、ため息をついた。
「まぁ、いいか。じゃあ、遠慮なくきみに押しつけて、公に叱られにいってくるよ」
よほど嫌なのか、がっくりと肩を落としたレスターに、ピエールは尋ねずにはいられなかった。
「気が進まないみたいですね。何か不都合でもあるのですか?」
「きみは知らないだろうけど、公はとんでもなく説教が長いんだ。それに、怒らせると大陸一怖い。小さな頃からさんざんげんこつを喰らってきてね。なるべくなら顔を合わせたくないのだけれど……」
往生際悪く、駄々っ子のようなことを口にするレスターに、ピエールはとどめの一撃を放つ。
「リーデルシュタイン公は、理不尽な言動をなさる方ではありませんよ。ご自身の普段の行いを顧みるいい機会だと思いますけどね」
「ねぇ、ナイジェル卿。ピエールが意地悪なことを言うんだ。ひどいと思わないかい? こんな薄情な子に育てたつもりはないのだけどね」
“ナイジェル卿”というのは、どうやら窓ぎわに置かれた観葉植物の名前であるらしい。
物言わぬ植物に切々と訴え同意を求めるレスターに、ピエールは憐れみの目を向ける。この人のこういうところが激しく疲れるんですよねぇ、まったくうっとうしい人ですねぇ、とは思っていても言わない。
2/20(月)22:51
▼ぱんだまんみず様
髭はキレると何やらかすか分かりません(笑)
楽しみにしてます☆
2/20(月)13:21
▼みず レスター、泣きそうですw きっと後日、なぜか団長やキースの仕事が激増しますね←
続き、今日の夜あたりに送ります( *・ω・)ノ
2/20(月)12:49
▼ぱんだまんみず様
酔ってらっしゃるようなので我々は退散しますね。キース、後よろ☆って感じでセディアといなくなりそうです(笑)←
続きお願いします( ´ ▽ ` )ノ
2/19(日)22:30