┼ 鎖唄 ┼

過去ログ613 2011/3/1 22:43

投稿者:ムロフシ
男性 32歳 岐阜

優しい目をして
大胆な割れ目をしている

アナリズムから顔を出しているのはカリントウ

短足な猫を飼育する前に、僕のゴルバチョフを確実に握り締めるのだ

みゆ、君は綺麗な体をしている

アルプスの山頂のレーズンも凍結し

我がアジッサの木もまた一段と凄みを見せることになろう

終わることのないポエム

振り止まない雨は僕の股間に新たな生命を宿すことになろう

「いいか諸君!?逐一むかれていては私はたじたじだ。みゆ、くわえたければくわえるがよい。ふかぶかとくわえた場合は私は完全にたじたじになるだろう」
[次のお題は?]
交尾
3/1 22:43

投稿者:にゃむこ

 
誰でも自分のために
血眼になることはできるのに
いったい自分のために
誰が泣けるというの

頬に伝うはずの涙が
引き攣る心の痙攣に
振り落とされて
梅雨の日の雨垂れのように
萎えた指のマイマイに
滴ってはばらけて
壊れてしまう

誰でも自分のために
血眼にはなれるのに
赤く 赤く
朝焼けやハイビスカスやびろうど とは
全然違う色の 赤い 赤い
瞼の裏で震える
高慢で小さな
脈、茹だつ血の通る
細い管
その消え入りそうな 悲鳴
その消え入りそうな 悲鳴。



ために=for
[次のお題は?]

3/1 14:11

投稿者:雪割草
源流

ああ

雪の降り積もる里山から
遥か流れくる川の水よ

湾曲したお前の淵に暮らす魚達は
さぞかし幸せであろう

水の冷たさも流れの淀みにいくぶんか
緩和されているに違いない

お前は山のどこからやって来たのか?
源流と呼ばれるその場所へ
老いぼれのわたしを案内してはくれないか?

水の冷たさはもう
わたしは肌では感じられない

心の静けさだけが
その源流と呼ばれる所には
あるように思えてならない

もっとわたしの足腰が丈夫であったなら…

亡くなってからでもわたしは
お前に会いに行くから

お前は今ここで
わたしとその約束を交わしておくれ

まぶたの裏にはもう
お前のことしか映らないんだ

[次のお題は?]
for
3/1 4:45

投稿者:幽幻 暮芭
小鳥


お姫様

何時まで寝ているのでしょう?

幾度となく朝と夜は入れ替わり
もう今が何時なのか 分かりません

お姫様

何時まで眠り続けるのでしょう?

茨で囲んだこの城には
眠り人しか残されずに
私はただ貴女の姿を窓辺から
そっと覗く事しか出来ません

お姫様

なんと私は無力なのでしょう?

貴女は空を飛ぶ私を
素敵だと言ったけれど
貴女を助ける事が出来ないのなら
この翼に何の意味がありましょう?

お姫様

私はもう地に降りて
飛び立つ方法を忘れてしまいました

けれども まだ

私には出来る事がありました

お姫様

貴女を助けられない私は
貴女を助けられる貴方を
ここまで導きましょう

この命 潰える前に


[次のお題は?]
from
2/28 3:01

投稿者:林檎
流れる
どろどろになって溶けた日々、
さよなら
掻き混ぜることに疲れたから、
さよなら

幸せなことがないわけじゃない
いきなり口に飛び込んできたり
見えない何かが優しかったり

それでもわたし
探しているよ


日々の隙間に入り混んだ空気を吸って
どうにか生きている

呼吸が聞こえていないなら
名前を呼べば良い
平凡の中響くそれはきっと
あの人を救う

目を閉じれば今も
紛れた空気で満たされる

流れて落ちた日々よ
ひとまず、さよなら


わたしは変わらず此処に居ます。
[次のお題は?]
眠り姫
2/28 2:22

投稿者:にゃむこ
深海ピクニック

空の下にベッドを
草の上に脚を
そしてわたしは寝転ぶ

わたしは日々に溺れていながら
子守唄のような日々を思った

わたしは深いの空気の底にひたって
堪え難く小さい

わたしは沢山の日々の先に寝転んで
やっぱり小さい

瞼の裏に見える全てのオペラ座を草原に放って
過去の日々までつれていってあげて

きえてゆく雲
その流れるための
日々

[次のお題は?]
日々
2/28 1:44

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