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過去ログ92 2011/5/29 10:12

▼夜中遼旅
♂ 20歳 埼玉
「黒春の憂鬱」
薔薇の色した肉雨が
生音立てて降り注ぐ
私はアリス孤独なの
君はピーター、英雄さ
夢の世界に黄昏て
獣の膿に足濡らす
悩ましい朝、赤と黒
関節の無い球体に
庭の蕀を刺しましょう
大きなリボンふわふわり
パンツスカート切々に
黙示の王子、赤い竜
秘密、屋根裏、お茶会へ
無垢な少女を連れてって
腐る果実を欲する前に
硝子の眼球蓋をして
5/29(日)10:12
HP

▼灯

「家具」
言葉に血液が負けて
白くなるとき
疲れた世界は
一瞬にして床によこたわる

帰りたい
帰ろう
家の奥の
奥に

向けられた背は生ぬるく
体温で湿っていた
吐き気がする
あの熱でわたしの言葉は朽ちるのだろう
家具だけが
妨げてくれた
助けてくれた
向こうにドアがある
あの人はテレビを見ている
床にはたぶん
無数のホコリが
ちいさくちいさく
包丁となって
何度目かのさようならをする
5/16(月)21:02
HP

▼灯

「いつものこと」
悲しみが
擦り切れて
擦り切れて
もう
見えなくなって
でもけっして
さよならでは
なくて
とても弱い瞳で見る
見えなくても見る

人を
ホームを
オフィス街を

通りすぎない風がある
服になって
涙がとても、温まる
立ちどまる

からだ
からだ
からだ
わたしのからだ

透きとおった問いかけは
いつものように消えてゆく
おしまいにする
おしまいにしたい
悲しみが
とてもすんだキスをして
微笑んでしまう
4/16(土)10:16
HP

▼匿名

『爽風』
君は風だね

心地よく過ぎ去って
僕だけ置いてきぼりにする

君は風だね

手を伸ばしても
僕は君を掴めない

君は風だね

優しくて暖かくて
僕は君に焦がれた

君は風だね

いつまでも
僕は君を待ってる
3/25(金)22:09

▼匿名

『墓場』
歩く度に

骨がひりり
悲鳴を上げる

立ち止まれと

筋肉がひりり
悲鳴を上げる

君は此処で
おしまい
3/24(木)22:20

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