1 リヴァイ

風邪っぴきのお前へ

お前は此処をあまり見ねぇらしいから気付かないだろうが。

風邪ですっかり弱っているその姿に向かって言うには不謹慎かもしれないが、どうにも言いたくて我慢がならねぇ。
甘えて俺の手を探すてめぇが可愛くてどうしようもなかった。移ると余計なことを口にするその唇を塞いでやりたくて仕方なかった。

もう肌寒い季節だ、ちゃんと厚着をしてしっかり休め。早く元のように元気になって、俺を深い海の底まで溺れさせてくれ。エルヴィン、お前と共に。