1 エレン・イェーガー

おねむなリヴァイさん

遅くまで付き合わせてしまってごめんなさい。


大事な日に貴方の側にいられないことが本当に辛くて堪りません…。先にお祝いさせて貰ったけど喜んでもらえて良かった。

年越しは一緒に炬燵でぬくぬくしましょうね。


…せめてイヴは沢山抱き締めさせて?
2 リヴァイ
……お前は…いや、うん。
謝ることじゃねぇ、好きで起きて…お前と話してたんだからな。

これで間違ってたらかなり、恥ずかしいんだが…今日はイヴだってのに昼間から一緒にいれなくて悪ぃな。
まぁ、サンタさんよろしく、夜には帰ってくるからそれまではいい子にしてろよ?

もう少ししたら、おはようって送るから……それまで一緒にねんね、していよう。
3 エレン・イェーガー
リヴァイさんの誕生日をお祝いできて嬉しくてへらへらしてたら、俺のほうがでっかい贈り物を貰ってしまった…。

ほんと…何度も言うけど狡いですよっ!今日は俺がカッコつける日でしょ、もう。

でも、嬉しかった…。
学校が始まったら首から下げて身に付けますね。


メリークリスマス、
俺の愛しいリヴァイさん。
4 リヴァイ
さて、お前に言葉を残そう。
あんまり、過度の書き込みは駄目だろうから…ここで一段落させといて。

大人は狡いもんだろ?
本当はお前に格好つけさせるつもりだったんだが…でも、クリスマスじゃないと渡すタイミングが見つからなかったんだ。
でも、お前が喜んでくれて良かった。

なるべく肌身離さず持っていろ。

……エレン、愛してる。
5 リヴァイ
たまにはこっちに書いてみようかと…久し振りだから、お前が気付くかどうかはわからねぇ。

俺の愛しいエレン。
どんな言葉を紡いでも、俺のお前に対する気持ちは伝えきれないだろうな。
お前と同じだ。
俺は行動で示すのは少し苦手だから、いつも言葉にしようとして思いつくまま綴っていくのに足りない。
それが酷くもどかしい。
好きって気持ちを沢山入れて紡いだ言葉でも全く足りてねぇ気がする。
ただ、ひたすら同じ言葉を繰り返すしかないのかと思うと不安に思う。
だから、伝わっているとお前から言われた時、嬉しくて仕方なかった。面にはあんまり出てなかったかもしれねぇがな。

とりあえず、ここまでにしておく。
おやすみ、エレン。
6 エレン・イェーガー
早く寝た夜はこんな時間に起きてしまいます。まだお休みだろうし手紙を送るのは憚られるからと久しぶりにこの場を覗いたら貴方を見つけました。


まったく…本当に貴方はよく喋る。それに比べてオレは口数が少ないだろうから不安にさせてないか心配になります。

だから触れている時は貴方への思いが爆発する。どこまでも貪欲になるし何度も何度もぐったりするまで熱を求めてしまう。終わって我に返ると猛烈に焦るんだけど、そんな時も怒るどころか優しく包んでくれる。たまに腹パン食らうけど照れ隠しだと思ってますから。


まだガキだからと自分に理由をつけては些細なことで嫉妬するオレに、お前だけだと言ってくれる貴方が愛おしくて堪らない。


リヴァイさん、愛してる…。
7 リヴァイ
昼寝をしたお陰で、まだ眠れずにいる。
いつもみたいに日記の方に書けば良いと思いながらもお前の負担になりそうだからいつ見るかわからないここに、言葉を置いておく。

今はきっと、俺に気をやってる余裕はねぇんだろうな。
それでも、俺に会いに来てくれてるのはお前が優しいからで、俺を好いていてくれているのだと自惚れでいいか?
違ったら馬鹿だがな。馬鹿でも良いか、なんて思ったりする。
お前が好きだからな。誰よりも愛してるぞ。
それだけは変わらねぇ。
待ってるから…お前が落ち着くのを。
……こんな言葉も負担になりかねないか。まぁ、もう言うつもりはねぇ。
覚えておけば良い。お前が帰る場所があるって。

………、エレン。
8 エレン・イェーガー
久しぶりに此処を読んだら埋もれていた宝石を掘り起こした気分です。


ん…、でもまず先に謝りたい。今日は泣かせてしまってごめんなさい。それに最近待たせてばかりで……、これはもう何度となく繰り返し言ったことだから飽きてるだろうな。


時々、全てを放り出して居なくなりたくなるんです。でもけっして、貴方を嫌いになったとか飽きたのではなく、この前意味を取り違えられた旅に出るって感じ。

突き放す言い方をしてから返事を待つ時間は、今までで一番長く感じましたよ…。いつも返事の早い貴方がその内容にすごく悩んで沢山考えてくれた言葉だと思った。唐突だったし当たり前ですよね…。それを送った時はこれからの関係を想像して少しほっとして、それから悲しくなりました。顔色は最高に悪かったかも。


貴方の幸せを望み自分で望んだ関係なのに、酷く後悔したのは決断の甘さとオレがオレの気持ちを優先してしまった結果なんだと思う。

結局そうして縛りつけて…貴方の言葉に甘えた。


でも今日、久しぶりに心から好きという言葉を口にした気がしました。多分、ここ最近のオレには感情があまりなかったような……気付かれていたかもしれませんか、貴方ときちんと向かい合えていませんでした。

考えて整理する時間が必要だったのもあるけど、それならその時間を貰えば良かったんですよね…。


五ヶ月の間、傍にいて支えてくれて有難うございます。記念日を再出発としてこれからもリヴァイさんの傍に居たい。


愛してるよ。