1 エレン・イェーガー

( no title )

――さて、少し前にあの人に捧げると言っていた置き手紙を、貴方が産まれたこの聖夜を記念してこの場所へ密かに。
書いたとは言わないつもりですし、敢えてタイトルも付けないこの呟きに貴方が気付くか気付かないかは今のオレには解りませんが、オレの大好きな貴方へ。

貴方の隣にオレが今日までいれること、この先もそれを許してもらえること、毎日愛してると言えること。その全てが本当に幸せで、正直なところ今でも夢じゃないかとどこかで思っているくらいです。
これを書いている今もオレの隣には貴方がいて、…少し前までじゃ考えられないくらいの幸福を沢山沢山もらってる。

ねえ、リヴァイさん。
貴方はいつもオレより貴方の方が愛する気持ちが上だと言うけれど、オレはやっぱりオレの方が貴方を好きだと胸を張って言えるし、そう思ってるんですよ。
だってこんなに泣きたくなるくらい毎日貴方が好きで愛しくてたまらないんです。

この世でたった一人。
オレの恋人で、大切な大切なご主人様へ。

愛してます。オレが一生を賭けてきっと貴方を幸せにするから、これからもどうか傍にいることを許してください。
最後になりましたが、お誕生日おめでとうございます。これがプレゼントになるかは微妙なところですけど、後程指輪を押し付けに行くんで覚悟しておいてくださいね!