1 エルヴィン・スミス

私のリヴァイへ。

お前はまだ夢の中かな?昨日はいつもより遅くまで起きて話をしてくれていたから、ゆっくり眠れているといいんだが…いい夢を見ていますように。

昨日はホワイトデーだったね。恋人達が胸を躍らせるイベントの日にお前と初めてキスを交わせた事を嬉しく思うよ。
恥ずかしがりながら私への想いを口にしてくれて自分からキスまでしてくれた。…自発的に想いを告げられた事もキスをされた事も今まで無かったから凄く胸が騒がしくて幸福感で満たされた。
お前も同じように幸せを感じてくれていたようで、また私は温かな気持ちになった。

昨日はキスで我慢したが、その内キスだけじゃ我慢できなくなりそうだ…お前が可愛くて愛しすぎるからだよ、リヴァイ。
もっと触れたい。お前の深いところまで。
甘く溶かしてしまいたい。一緒に溶け合いたい、一つに。…私も自分が想う以上にお前に惚れているらしい。

お前は私のものだ。ずっと離さない。
…離してやれないの方が正しいか。私にはお前が必要だから、傍で私に愛されて私を愛してくれ。これからもずっと。


此処に愛を綴った事はお前には内緒にしておくよ。もし気付いたら、教えてくれ。
きっと恥ずかしがるんだろうな…想像しただけで可愛い。

私を恥ずかしがらせてくれる日を楽しみにしているよ。
私のリヴァイへ、愛を込めて。
2 エルヴィン・スミス
いつも呟きに書いてしまうから、此処に記す事にしよう。お前は気が付くだろうか…気付いて恥ずかしがる姿を想像すると愛おしい。

初めてキスを交わした日から身体を二度、重ねた。繋がった時、今までにない幸福感と安心感、深い愛情で胸が満たされた。素肌を重ねる事は言葉より鮮明に顕著に想いが伝わるものなのだなと初めて感じた。
お前が私を求める声が瞳が堪らなく愛しくて余裕なく貪ってしまった。…あんなに心が心地良く乱されたのは初めてで、その相手が最愛のお前である事が嬉しかったよ。

言葉や態度で私を求めるお前はセクシーで、可愛らしい。…思い出すだけでまたお前を喰らうように抱いてしまいたくなる。
まだ私も若いな…もっとお前が欲しい。


愛しい姫は夢の中だろうか。
私のために遅くまで起きていてくれて、私との時間を大切にしてくれてありがとう。

最後に。
ご褒美をくれて嬉しかった。恥ずかしかっただろう?だが、恥ずかしい姿を晒しているお前は美しく愛らしかったよ。
今度は奉仕してほしい…と希望を記しておこう。


お前に私の心臓を愛情を、身も心も全て捧げよう。お前が私に全てを委ねてくれるように。
愛してる。
3 エルヴィン・スミス
今日はここに綴ろう。
書きたい事が多過ぎて長くなってしまいそうだからね。

任務に向かいながらお前と交わした手紙を遡って読んでいたら、胸が心地良く痛んだ。これが世に言う「胸キュン」というやつだろうか?
お前の一挙一動が愛らしくて堪らない。

抱擁もキスも、それ以上だって何度しても足りない。言葉でも伝え切れないこの想いをどうしたら全てお前に捧げられるのだろうか。
真っ直ぐに私を想い、愛してくれる。今までこんなにも愛された事が無いから嬉しくて毎日が、世界が鮮やかに色付いて見える。

私もお前に幸せをもっと返していきたい。
愛で包み込み、守っていきたい。
足りない、もっとリヴァイを幸せで温かな気持ちにさせたい。


週末は私のものだという証をつけたお前をいつも以上に愛そう。前は沢山、意地悪をしてしまったから今度は優しく溶かしてあげるよ。
蕩けたお前に私の愛が沁み渡るように。

…欲求不満なのはお前だけじゃない。私も今すぐにお前が欲しくて堪らないんだ。
早く触れたい。愛してる、リヴァイ。
4 エルヴィン・スミス
毎朝、呟きに綴ってくれる言葉が嬉しく愛しい。ありがとう。

私は愛されている。
支え合い、甘え合い、寄り掛かり合い、愛を交わし合って共に同じ歩調で歩める愛おしい存在にずっと憧れていた。

愛した筈が全てが幻だったかのように霞みボロボロに壊され奪われる、真実とは言い難い偽りの愛の中で自分を殺し相手の望む都合のいい私を演じてきた。ずっと。
私の人生はきっと、何も得る事なく色褪せ朽ちていくのだろうとぼんやりと思っていた。

絶望、怒り、悲しみ、悔しさ。
混ざり合ったそれをぶつける相手もいない、消化もできない私の前に現れた温かな光…希望がリヴァイだった。

お前は私の翼だ。
大空を自由に羽ばたき、私の傍に必ず舞い戻る。太陽の香りを纏い柔らかな羽根で私を包み込んでくれる…愛しい私の翼。

私はそんなお前が高く飛ぶための果てし無く広がる空になろう。雨に降られた時や疲れた時は羽根を休めるための樹木になろう。
助けが必要ならばお前の後ろから吹く心地良い追い風になろう。私の全てはお前のために。


たった一人の私の恋人が、お前で良かった。
あの時、あの瞬間。お前と出逢えて良かった。

私はお前がいなくては生きていけないよ。
生きる意味が、お前なのだから。


これから先も変わらぬ愛を、際限の無い愛をお前に捧げる。

愛してる、リヴァイ。
5 エルヴィン・スミス
柄にも無く緊張して告げた言葉が震えなくて良かった。
お前の前では格好の良い私でいたいから。…お前はどんな私でもいいと言ってくれるんだろうけれど。

私のプロボーズに視界を滲ませ、言葉を紡ぐお前が愛おしかった。世界でお前以上に愛らしいひとはいない。
そんなお前を伴侶に迎えられて死んでもいいと思う程に私は幸せだ。

これから先、色々な困難もあるだろう。まだした事はないが喧嘩もしてしまうかもしれない。
…だが、お前となら永遠を描ける。夢物語だった永久の愛をリヴァイとなら。


どうか、これからも私の世界に色を与え続けてくれ。私もお前の世界を鮮やかに染めるから。

二人で幸せになろう。
同じ歩幅で歩き、疲れた時は共に休もう。
色々な感情を景色を共有していこう。

いつでも傍に。


愛しい伴侶へ、愛を込めて。
6 エルヴィン・スミス
久しぶりに、此処に。

リヴァイと交際を始めて二ヶ月が経った。
毎日、言葉を交わしているが飽くなんて事はない。むしろ互いに更に惹かれあっている。

それが堪らなく嬉しい。
求め続けられる事が、愛を言葉にされる事がこんなに幸せな事だったんだな…お前が教えてくれたんだよ、リヴァイ。

甘い、甘えられ。支え、支えられ。
癒し合い、愛し合う。
…夢見てた事をお前が叶えてくれる。ずっと焦がれていた、叶わないと諦めていた憧れを。


リヴァイ、ありがとう。
毎日、私は幸せだ。

これからも、傍に。
私のリヴァイ、愛してる。
7 エルヴィン・スミス
久しぶりに、此方に綴ろう。

今日はお前にとって、転機の日だね。
朝からそわそわしてしまっている…大丈夫だろうか、お前は優しいから心配だ。
リヴァイの人生は、リヴァイのものだから自分の決めた道を貫いてほしい。私は傍にいる。


心はいつでも傍にいるのに、お互いに足りなくて自らの貪欲さには驚くばかりだね。
こんなに誰かを求め、愛した事は初めてで胸が締め付けられる。痛むのでは無く、心地良く。

週末は互いの手首を繋いで、抱き合って過ごそう。離したくない、溶け合うくらいに求め合いたい。
もっと深くまで繋がろう。
隙間がないくらいに。深く、奥まで。


今日は早く帰って、お前を抱き締めたい。
私に見せて、全てを。

リヴァイ、あい…続きは直接お前に伝えよう。
8 エルヴィン・スミス
久し振りに此方にも。
お前は気が付くだろうか。

交際を始めて4ヶ月が経って、季節は夏へと変わった。
夏は私の苦手な季節だ。憂鬱で仕方ない。そんな季節だった筈なんだが…今年からは愛しいお前が傍にいるから暑い日々も苦痛ではない。

来月は初めての旅行だね。
新婚旅行と言ったら、恥ずかしがっていたお前が愛おしかった。
浴衣を着て、海を見て…夏祭りを楽しもう。
勿論、夜は布団での戯れも…ね。


リヴァイ、私を愛してくれてありがとう。
お前が私に全てを捧げ、言葉や愛情を惜しみ無く与えてくれる事が堪らなく嬉しい。

私も同じく惜しみ無く注ごう。
お前が望むならば何だって、私の出来る事は何でも叶えてやりたい。
私の全てはお前のために。


今日も帰還したら真っ先に愛を告げよう。
リヴァイ、愛しい私だけの白百合。

大切な日まであと少し。
楽しみにしていておくれ。
9 エルヴィン・スミス
久しぶりに此方にも綴ろう。お前は気が付くだろうか…気が付いたなら教えておくれ。

想いが通じた日から半年が過ぎ、今日でお前を攫って5ヶ月になる。
毎日、言葉を交わし触れ合っているのもあるのだろうが深く通じ合っているからだろうな。まだ半年だなんて不思議な気持ちだ。

半年の間に色々な事があったね。
互いに環境が変わったり、デートや旅行にも行ったし、色々な話をして沢山触れ合った。
朝から晩まで休日を共に過ごし、逢えない時間は互いを想った。
任務の朝は離れ難くて、休日の朝は甘え合って。互いの耳と左薬指には揃いの証が光っていて……毎日が温かな幸せで満ちている。

これから先、擦れ違いや喧嘩する私達を想像できないが…もしあったとしても、話し合って解決していこう。
お前とならば壁も障害にも臆する事なく挑んでいける。


共に紡ぐ時間は永遠に繋がっているだろう。
そう強く信じられるのは、リヴァイだからだ。

リヴァイ、お前と出逢い恋に落ちた私は世界で一番の幸せ者だ。
これから先も傍で笑って、私だけにその愛らしい表情を見せてほしい。


私の翼であり、光であり、希望であり
そして世界であり、全てであるお前へ。

沢山の愛を込めて。
10 エルヴィン・スミス
久しぶりに此方にも。
毎朝、お前が呟きを残してくれるから私もたまにはこうして違う場所に言葉を残そう。

リヴァイと出逢った時も、季節は冬だったね。
また冬が近付いてきている。二人で季節を一周したのだなと嬉しく思う。
これから先も季節を越えて巡っていきたい。お前と何度も。

想いが通じて八ヶ月が経っても、私達の互いを求める気持ちは収まる事がないね。…むしろ、出逢った頃よりも増している気がする。
深くまで繋がり、いくら素肌をキスを重ねても…足りなくなってしまう。
欲張りは困るなと笑い合って、でもそれが愛しいと額を重ねる…その瞬間が堪らなく幸せで温かな気持ちになる。


毎日、言葉を交わして触れ合えて本当に幸せだよ。深く優しい愛をありがとう。

どうか、これからも私の腕の中で眠っていくつのも朝を迎えておくれ。
毎朝のキスが私の癒しであり力だ。


私の可愛い白百合へ。
溢れる程の愛を込めて。