1 エレン・イェーガー

愛だの恋だのは後からでもいいと。

…そう言って、俺の居場所を作ってくれてから…もう四ヶ月も経つんですね。
正確には殺してやるから四ヶ月ですけど、まぁ…どっちでも一緒です。どっちも俺には忘れられない、大切な思い出の一つです。

出会った頃の俺から今の俺を見れば信じられないでしょうね。
毎朝言葉を交わして、キスをしてから一日がスタートして。貴方の腕の中で眠れるときだってある。
想った分だけ、愛した分だけ…いや、きっとそれ以上。
この四ヶ月、俺は貴方に色んなものを貰いました。些細なことからそうじゃないことまで…いっそ幸せで怖いくらいです。
こんな風に毎日を過ごせる日が来るなんて、夢にも思っていませんでした。
それこそ、貴方が引き止めてくれなければ俺はもうここにはいなかっただろうし。

自棄を起こしたガキの俺を諭して、話を聞いてくれて…優しく触れてくれた時のことは一生忘れません。
毎日顔を合わせて、色んな話をして。
よく喋るところも、たまに冗談を言うところも、優しいところも意地悪なところも…意外と甘いものが好きなところも。

全部好きです。

貴方と過ごした時間はすべて価値のあるものです。
これから過ごす時間も、一分一秒たりとも無駄にはしたくないし、させません!
貴方にとっても俺と過ごす時間が価値のあるものであったらいいと思ってます。

俺は馬鹿だし、ガキだし…女々しいから鬱陶しい所もあるかもしれません。
だけど、これからも貴方に甘えていたいし傍にいたい。出来れば、貴方にも甘えてもらえるくらいになりたいところですけど(笑)


…兵長、大好きです。
これからもよろしくお願いします。