1 エレン・イェーガー

リヴァイさんへ

本当は2日後に書こうと思ってずっと待ってたんですけど、我慢できなくてフライングしました!オレ、いつもとは比べ物にならないぐらい女々しいかもしれませんから、読み進めるのは注意が必要ですよ!
大好きなリヴァイさんへ。
いつも遅くまでお疲れ様です。凄く疲れているだろうに、貴方はいつもオレに顔を見せてくださって、オレはいつだって幸せな気持ちでいっぱいです。何よりも貴方の身体と健康を優先して欲しいですから、まずは睡眠を…!と言いつつも、正直オレ、嬉しくて堪らないですよ。
最初は一晩限りの関係だったのに、リヴァイさんと同じ時間を過ごして、貴方のことを少しずつ知っていけてるのがとても幸せです。
お酒を飲む姿がカッコ良くて、オレにツッコミを入れるのが上手で、誰よりもクールでカッコ良いリヴァイさん。実は辛いものは得意じゃなくて、笑っちゃうような面白いことも話してくれて、ロマンチックなことをたくさん知っている、リヴァイさん。
でも、まだまだオレの知らないリヴァイさんがいるって考えると、動悸が止まりませんね!
誰よりも大好きですよ!リヴァイさん!

うーん…せっかくここに書いてるのに、好きとか、大好きとか、リヴァイさんはもう聞き飽きてるよな、絶対。
ここに書こうと思ってずっと取ってたのに、これも今日の明け方フライングして言ってしまった、けど!

リヴァイさん、愛してます。

貴方はここに気づかないだろうというホッとした気持ちと、気づいて欲しい浅ましい気持ちの…両方です!
2 リヴァイ
お前から贈られる驚きは計り知れないもんだな、本当に。

この日付を以て邂逅から一ヶ月か。
早くも感じるが、振り返れば意外と確りとした記憶が並ぶ。
俺が想定もしていない言動ばかりを選んだかのようなお前は、どうにも俺の中で愛しく満ち足りた日々として在る。

なあ、エレンよ。今後もこの日々を…お前がいる時間を繋げていきたいと思っている。
見飽きることがない表情がよく変わるその顔やまだ知らないお前のことをもっと見てぇんだよ。
俺のこの願いを叶えられる奴は一人しか居ない。…あとは察しろ。

日頃、碌に伝えきれてねぇが…エレン。
俺はお前が愛しく、好ましい。
腕に抱いて寝るのはお前がいい。
いつも幸福感を引き寄せてくれることに感謝している。


……柄でもねぇことを書き過ぎたが、まあいい。
この置き手紙は俺の居ないところでこっそりと読むように。