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2 エレン・イェーガー
兵長、貴方は傍若無人な様に見えて、いつも控え目に俺の気持ちを聞いてくれるんです。
…初めて俺を憎からず思っていると伝えてくれた時も、恋人同士になってからも…それから、今も。選択権は俺に与えてくれる。貴方の元に居るのも居ないのも俺次第だと。本当に恋人になって良かったのかと。

俺はそれがもどかしかった。…それが兵長の優しさだと解っていても、です。
「俺の傍に居ろ」
「俺を好きで居ろ」
そう命令して欲しかった。…強引に俺を引き寄せる程、俺に入れ込んではいないのかと思っていました。
でも、それは杞憂だったみたいです。…初めて俺の事、好きって言ってくれましたね。


兵長、俺は貴方が大好きです。
俺を抱き締める腕、身体、サラサラの髪、匂い、俺の体を労ってくれる所、意外と心配性な所、不器用な所、…全部全部、大好きなんです。貴方を思うと胸が苦しくなる。…たかだか15のガキに、こんな恋心を植え付けるなんて、罪な大人って事を自覚して下さいね。

貴方の首輪に繋がれて、飼い殺しにされたい。
貴方の愛に溺れていたいんです。

俺だけを見て。俺以外の犬なんか飼わないで。貴方の横に居る権利は、俺だけに与えて下さい。


───好きです、兵長。………リヴァイさん、貴方が、本当に。
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4 エレン・イェーガー
貴方が眠っている間に、俺も手紙の返事を綴ります。

……不思議ですね、人間顔を合わせていないと、こんなに素直に想いを綴れる物ですか?
普段の兵長からは考えられない言葉が並んでて、嬉しいやら恥ずかしいやら…。


…兵長、俺の心臓はとっくに貴方の物です。心臓だけじゃない、身体も、心も…全て貴方の物です。
会いに行けない日があっても、心はいつだって貴方の隣に在ります。…俺の居場所を失わない様に。

恋愛に造詣深い兵長が言うんですから、きっとこの恋もいつか壁にぶつかる時が来るんでしょう。当然ですよね、他人同士なんですから。想いがすれ違う時もあれば、価値観の違いで衝突する時もある。
でも、俺はそれを貴方と一歩ずつ越えて行きたいです。一つずつ、丁寧に話し合って…どんなにすれ違う事があっても、貴方を理解する努力をしたい。そうやって絆を深めて行きたい。


兵長は、俺は自分の気持ちに正直すぎると言いますが……言わざるを得ないんです。黙ってようと思っても、好きって気持ちが溢れて、口をついて出ちゃうんです。
……兵長が簡単に好きとは言わない、硬派な男が好みなら努力しますけど。


こんな事を書いてたら俺も睡魔がやって来ました…。そろそろペンを置いて寝るとします。
明日も貴方に会えることを願って。お休みなさい。
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