1 リヴァイ

どうしてそこまで、

なあエレン、明日で1年だな

お前が俺の前に現れて、言葉を交わして、俺が遅くなった日は部屋の前で待ってくれて

忘れない、お前はいつも俺を最優先に考えてくれた
俺が帰れば犬のように抱き付いてきて、おかえりなさい と
お前が俺にくれた言葉を、俺はずっと心に留めておくだろう

しかし、何でなんだ
何で、俺?こんな俺でお前は本当に満足しているのか?
…いや、満足なんざ していないだろうな
ごめんな、いつも俺のために時間を割いてくれるのに
俺はすぐに落ちてしまう
本当に申し訳無い
でもお前は俺を絶対に責めないし またいつものように待っていてくれる
支えられてるのは俺の方だよ

明日は一年記念日だ
…正直、帰るのもいつもと同じくらいになりそうだが…
それでも 今までの、この一年間で育んだ、 精一杯の愛を。

愛している エレン


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