1 リヴァイ

ただ、お前をおもう。

エレン。…エレン。


本当は日記を作ろうと思ったんだ。だがやはり、…踏ん切りがつかなかった。ジンクスなんかどうでもいいが、お前が絡むと慎重になっちまう。
俺は、それだけお前をなくしたくねぇようだ。

お前が帰るのが遅くて寂しいときは、できるだけ我慢するようにしている。が、…どうしても我慢できなくなったら、ここで少しだけいろんなことを吐き出し、綴ってもいいか。
お前が言ってくれたように、俺だってたくさんいるエレン・イェーガーの中でも、お前が…俺のお前が一番可愛いし格好良いし、いろんな奴に見せびらかして自慢したいと…思ってんだ。


お前が少し素っ気ないと感じるのは、それだってお前の持ち味だしお前が良い意味でそういう奴だってのは分かってるし、お前にそんな気がないというのは何よりもきちんと分かっている。
俺が構って欲しがりだというのもな。
構え構えとうるさい俺に、毎回つきあわせてすまねぇ。…少しは、我慢するようにもしねぇとな。


お前にこれが、ばれませんように。