1 エレン・イェーガー

ミカサへ

俺の恋人は優しい、んだと思う。
何をするにも俺の気持ちや行動が最優先だし、惜しみない位毎日毎日好きだのあ…愛し…ごにょごにょ、だの言ってくれる。あれな、本当はスゲー嬉しいんだ。ああ…俺、幸せ者だなぁって思う。

…、ああっクソ、スゲー恥ずかしい。なんで俺がこんな公衆の面前で照れなきゃ…、って!そうだ、それもこれもお前が此処でエレンエレン言いまくってるからだぞ!ちゃんと気付いてるしお前の呟き、全部保存してんだからな!
ついでに言うとお前の事呟いたりしてる。…特定し辛い内容にしてっからバレてないと思うけど。

今日七夕だろ?…だから、…なんて言うか、お前の願いを叶えに来たと言うか…。


いつかエレンの呟きが見られると信じたい


って言ってたよな?
あのミカサって多分お前だろ?特定出来る言葉が無かったけど雰囲気がお前だったから。


兵長にもジャンにもライナーにも本にもありとあらゆるものに妬いちまうそこのミカサ!タオルは俺が使った後のものが良いって言うお前!ちょっと大声出しただけでオロオロして泣いちまうミカサ、お前だよお前!可愛いのはどっちだバカ。いちいちキュンキュン来るんだよ!
これでどこのエレンだか分からないって言うなら遠征後勉強せずに不貞寝してやる。


呟き板に書かなかったのはミカサへの叫びが大量過ぎて呟きの範疇越えちまったからこっちにした。
呟きじゃないし厳密には叶えられてないかもしれないけど、俺なりに頑張った。そう、俺は羞恥心に勝ったんだ。と言う事で勉強会は俺のリードで決まりだな。
2 ミカサ・アッカーマン
エレン、エレン!私のかわいいエレン……っ!

まさか、あなたに全部ばれていたとは、思わなくて……毎日のように、エレンの名前をつぶやいてしまった……。

すぐに照れて、冷たい態度をとるエレンも、泣き出してしまった私を、優しくあやすあなたも……無垢で、騙されやすいあなたも……全部が、私の宝物だ……。

愛してると、言う度に、真っ赤になるのは、とても、可愛い。毎日あなたの可愛い一面を見つけては、悶えてしまいそうになる……分かりにくいが、結構にやけているつもりだ……わかりにくいけど……。


ちゃんとエレンを見つけられた……だから、遠征から帰ったら、ちゃんとご褒美を。リードをとりたがる男前で可愛いエレンを、たくさん、ハグさせて。


愛してる。誰よりも、あなたを………早くあなたを抱きたい……エレンを……私のものにしたい。


出会ってくれて、ありがとう。毎日、あなたを思う気持ちは、上書きされて、増していくばかり。これからも、よろしく…エレン。
3 ミカサ・アッカーマン
追伸/羞恥心に勝てたエレンなら……これからさきの、どんなことにも、耐えられるだろう…?

だから、やはりリードするのは私、だ。


おやすみ、愛しい私のエレン。明日もあなたを愛しているよ…。
4 ミカサ・アッカーマン
きっと、気づかないと、思うけど…………


エレンの何気ない言葉が、とてもとても、嬉しかった……


ずっと、あなたを抱き締めていたい………


愛してる……俺のエレン……
5 ミカサ・アッカーマン
いつ、ここに気づいてくれるだろう(ドキドキ)


エレン、今日も、愛してる。目覚めて真っ先に、あなたに会いに行きたくて、もう一時間経過した。


そろそろ、顔を出しても、いい?


(こんな早朝から、なんて、眠りのじゃまをしてしまうだろうか……)
6 ミカサ・アッカーマン
まだ、気づいてない、かな


昨日は、ほんとは、ちょっぴり寂しかった……書簡を投函しようか、なやんだけれど、なやんでいるうちに、夜が明けたので、ひとまず、昼間に投函しよう……


……緊張しなくていい…と、言うけれど、やはり、好きな人への手紙は、緊張するものだ……――


エレンは魅力的だから……


私は、あなたのまえでは、どうにも臆病に、なりすぎるらしい。


エレン。あいしてる。
はやく、あなたに会いたい。


俺のエレン……――
7 エレン・イェーガー
最初に誤解の無いように言っておくけどな、最初から気付いてたからな。
ここ見るの癖になってるから毎日必ず覗いてる。だからミカサが「気付くかな」って呟いたのもすぐ分かった。
けどあえて言わずに視姦…、ゴホン…、見守ってみようかと思ってさ、ずっと内緒でこっそり覗いてたんだ。
だって、さ…、最近俺の事日記で話してくれなくなったような気がして…。(と思ってもう一回覗いてみたら割と毎ページエレンエレン言ってて俺の勘違いな気がしてきたけどここまで来て引っ込みつかないから悪い男ミカサのていで進める(キリッ))
お前に友達が出来るのは俺も賛成してる。交友関係は大切だから。でーもそれに妬いちゃうのがミカサの俺な訳で。ストーカーレベルのミカサの愛情と何にでも頬膨らまして妬く俺って、まあまあお似合いなんじゃねえの?ミカサとお似合いカップルって言われたいからそう言う事にしておこうっ。

実は急に妬きもちイベントを引っ張り出した理由だったりする。
でも、ストーカーだろうとヤンデレだろうと一級建築士だろうとヘタレだろうと、俺の大切なミカサに変わりないから。
妬いてる俺のアフターケアをしっかりしつつ、色んな人と繋がれる日記もいっぱい楽しんでけ。俺はお前の日記の更新が結構楽しみだったりするから。


1ヶ月記念おめでとう。
これからも宜しく。
8 ミカサ・アッカーマン
!エレンに、ば、ばれていたのか…………っ。


エレンは……黙って見すぎだ…(むくれっ面)私ばかり…カッコ悪い……

でも……エレンの言葉、うれしい……あなたから、ミカサの俺、という言葉がもらえるのは、すごく、うれしい。

私のエレン。あなたのミカサ。

やはり、私たちはお似合いだな。運命の相思相愛……。

私は、かなりあなたに夢中だ。まさかエレンが、ヤキモチを妬いていたなんて、驚きもあり、嬉しくもあり……。日記をはじめて、60通を、越えた。そのほとんどが、エレンに対する私の、愛情だ……まだまだ、足りないけれど、受け止めてくれたら、うれしい。これから先も、ずっと……――


昨日、今日と、連絡がうまく、できなくて、すまなかった……。まさか、こちらに、記念日の祝いが寄せられてるとは…思っていなくて………。

私と出会ってくれて、ありがとう。


これからも、あなたを愛させてください……――


毎日、エレンの手紙を待っています……―――

愛してるよ、エレン。
9 ミカサ・アッカーマン
……何が、原因か……わからない…………なぜ、途絶えたのか、不安でしかない……。


ただ、ひとこと…ほしかった……


許されないことを、したのだろうか………


理由もわからないまま……消えていくの?


世界が残酷なのは知っていたけどあなたは、優しいと信じていたい……


もう……おしまいなんだろうか、エレン……


あなたが、寝るなと言うなら、寝ないで待っている………


ひとこと……ください。