1 エレン・イェーガー

手作りのロケットに飾る写真を

ライナーは気付かないかも知れないけど、ここに俺の気持ちを綴って行きたいと思う。

俺の最愛の人、ライナー・ブラウンに捧げる。

ライナーと出会ってまだ日は凄く浅い。
でもこの気持ちは本物だって思う、大好きよりももっと好きだ。
日が重なる程どんどん好きだって気持ちが溢れてくる。

ねぇ、俺の気持ちはどれくらい伝わってる?

俺が頑張って作った初めての贈り物を泣きそうな程喜んでくれた事が凄く嬉しかった。
愛おしかった。

ライナーの悲しい顔を見たとき俺も胸が痛かった、涙が流れた。

人の気持ちに寄り添ってあげられる姿を見て、この人を好きになって良かったって思った。

例えどんなに時間が流れても俺はライナーが許す限り傍に居たいって思った。
手放したくないって思ったよ。
そして、絶対悲しい思いなんてさせないって自分の中で誓った。

なぁ、ライナー…今度一緒にどこかに行こう。
二人で写真を撮ってそのロケットに飾ろう。
俺達の思い出にしたいんだ。

きっとこれから俺達の間には辛い事もあるだろうし、寂しいと思ってしまう日もくると思う。
それでも、思い出があれば寂しい夜も越えられると思うから…。

ライナー、俺に全部投資しろよ。

…なんて、ね?
いざ見られる事を考えたら随分恥ずかしい事言ってる気がしてきたよ…。

今日はありがとうな。
ライナーから初めて誘って貰った茶室嬉しかったし、楽しかった。
でも、もっと一緒に居たいなんて思っちゃうんだ。
我儘だよな。

そんな日の記念に作ってみた。

これから色んな思い出作って行こうな。