1 プロ猿ファーゴル

君の心をよくみてごらん

「人殺し」がおかしいのか、その他大勢の自称「常識人」がおかしいのか。
そもそも彼ら「常識人」は、この世界を「人殺し」の目から見たことがあるのだろうか。恐らく大多数はないであろう。
と、いうことは。「人殺しは尋常じゃない!」という「常識人」の見解は、見たことも無い未知の世界を、自らの物差で測り、ただその結果を述べているにすぎない。
つまりは、自分の知らない国を話だけ聞いて、知ったかのようにけなしているにすぎない。
わかるだろうか。「人殺し」から見た世界は、我々自称「常識人」から見る世界ではないのだ。
[結婚しませんか]
あぁ、メアリー…これで、わかる人はわかる。
(SH700i/FOMA)
2 名無しの武士
私から見たあなたは、紛れも無い「ひと」だ。決して好戦的でもなく、挨拶をすればそれが返ってくるような、素晴らしい「ひと」だ。
しかし、世界を違った目で見ている彼からすれば、君は「ひと」ではなく、「かいぶつ」なのかもしれない。
しかも君は、「かいぶつ」は、ひどく狂暴で、彼からすればそれはもう恐ろしい「かいぶつ」なのかもしれない。そして、彼はそんな「かいぶつ」の存在を、消したいと思うかもしれない。
はい。「人殺し」の誕生です。「かいぶつ」を殺すのだから、罪の意識など無いし、むしろ安心感を得ているのでしょうか。
(SH700i/FOMA)
3 名無しの武士
しかし、現実的に彼は、ただの「人殺し」でしょう。しかも理不尽極まりない無差別殺人。
我々の世界で、我々のルールで、彼は裁かれます。結果は死刑、彼はこう思うはずです。
「かいぶつ」を殺して何が悪い!
…彼の世界では、彼は「かいぶつ」を殺した英雄ですから、当然の事です。
そして、死刑執行の日。彼は死の恐怖に怯えているのでしょうか、それとも、英雄として、凛々しく殉じようとしているのでしょうか。いずれにせよ、我々が求めるような「反省」や「謝罪」は無いでしょう。
(SH700i/FOMA)
4 名無しの武士
…「個性」という名の「世界」。あなたは、自分の「世界」をどう見ているのでしょうか。
多種多様な「個性」が認められる現代。統一や強制は過去の物となりました。
「個性」化と名を変えた「世界」の暴走。「常識」は「世界」により異なり、白もあれば黒もあります。
あなたの「世界」は?その「常識」は?心の深くを、覗いてみて下さい。
(SH700i/FOMA)
5 名無しの武士
補足

「個性」は大変よろしいものです。仮に、人間から「個性」を取ってしまったら、もはやロボットとなんら変わりありませんね。
では何が問題か。「常識的」(あまりいい言葉ではありませんが)に考えて下さい。「人殺し」なんて許される訳がありません。ただ、人の「個性」とは恐ろしいもので、時に狂気ともとれるような「個性」があります。
しかし人は皆、無意識のうちに「常識」という仮面をかぶりながら生きているのではないのでしょうか。その「個性」を隠しながら…。
つまりは、あなたも私も、そして彼も、大した差はないのでしょうね。
(SH700i/FOMA)