散々だ

ただの構ってほしい野郎だとは思わなかった、俺を欲しがったのも全部自分の為だったとはな。俺も最初は似たようなもんだったが、共に過ごすうちにお前に対して違う感情が芽生えていった。だがお前は違った。いつまでも自分の為にしか動かなかった…

お前は生きている理由がないと言ったな、そんなんだから生きている理由がねぇんだよ。人間ってのは単純にできているように見えて複雑な生き物だ、それをいい加減理解しろ。

ああ、こう考えれば今回捨てられて正解だったかも知れねぇな…テメェなんざにつけられた傷だと思いたくないほど腹が立っていたんだが、こうして文字にしてみたらクソみてぇな気分も少しはマシになった。精々違う『俺』とよろしくやってろ、本当吐き気がする。