1 ハンジ・ゾエ

匂い

時々貴方の事を思い出す、元気にしているだろうか…幸せに誰かと共に新しい道を歩んでいるだろうか、と。あの時私には余裕がなかったけれど貴方が誰かと幸せになるのをしっかり見送ってから離れれば良かったと後悔しているよ、匂いもすっかり忘れてしまったけれど確かに一緒に日々を過ごした記憶だけは残っている。

どうか元気で、私の事なんてもう忘れているだろうし嫌いだと思うけれど幸せを願う位は許して欲しい。