1 リヴァイ

無題

さようなら、と、言う勇気が俺にあればな。

どうしようもなくお前に会いたい。無理なのは分かっている。
ただ、待っているこの間も、俺は苦しい…
2 リヴァイ
過ぎた記念の日。やはり今回もお前からの連絡は無かった。
お前への気持ちは消えないばかりか、思い出すととても苦しい。


…お前はもう前を向いているのだろうか。
もしそうだとしたら、俺はとても嬉しい。
お前にはお前の、相応しい奴がいるに違いない。

俺に愛されて幸せだと、その言葉を一度でも聞けて嬉しかった。
言葉で上手く表現できなかった俺が、お前に素直な気持ちを伝えられるようになるまで待っててくれてありがとう。

もう一度お前を抱き締めたい、キスがしたい。愛していると伝えたい。

…叶わないのは分かっている。だからもう、終わりにしよう。


指輪を外して待っていてくれ。25日に別れを告げに行く。
3 リヴァイ
これで終わりか。……告げたのにも関わらず、心のどこかで後悔してる。


あぁ、こんなにもお前のことが好きでたまらなかったんだな。愛おしくて、たまらなかったんだな…
幸せになってくれ。ではなく、幸せにしてやりたかった。

…すまない。もう、俺からは会いに行かないから許してくれ。
4 リヴァイ
お前はまだ俺のことが好きなんだと思う、だなんて中途半端な事を言いやがるんだな。
本当は俺から解放される事を望んでいたに違いないだろうに。

……俺の名前を呼ぶな。_してる、ではなく_していた、が正しいだろう?
俺がどんな気持ちで過ごしてきたのか、想像もつかんだろうな。そんなんじゃあ…

言いたいことは山ほどある。だがやめておこう。全てはここに。お前にぶつける代わりに。