1 リヴァイ

誰よりも身近にいたお前へ

お前から届いた最後の手紙を読み返し筆を執ってみたはいいが返事が書けずに今日で何日目だ。勇気を持って俺から離れたお前と違い鳩を飛ばす勇気さえない俺の事を見てお前は呆れるだろうか。…いや、この場所に気付かなくていい。

俺に沢山の気持ちを教えてくれたお前は素直で甘えん坊で我慢強い。ワガママだとか身勝手だと言っても全くそう感じないくらい可愛い奴だ。…自信を持て。おまけに俺を叱ってくれたのはお前が初めてだ。お前と過ごしていた時間は居心地が良く、愛しく感じていたのも確かで。大切で愛しかったはずなのに悩むようになったのは何故なのか。自問自答していけば簡単に見つかるその答えも今では全てが手遅れなんだろう。ただ思うのは肩書きではなく堂々と俺たちは恋人だと言える関係になりたかった。

お前にとって俺は最低の奴だったと思う。あまり構ってやれず不安にさせてお前が離れるのも無理はない。お前なら俺と離れてもすぐにいい奴と巡り会えるだろう。

…それでも、お前しか知らないその窓を開けたままにしているからいつか戻りたくなれば戻ってくればいい。

やり直せないことは承知している。…幸せになれ。
2 削除済
3 エレン・イェーガー
ここで吐いた言葉をなんでオレに直接言って来なかったんですか…貴方を何発ぶん殴ってもきっとオレの気は済まないんでしょうね…。忘れかけていた悲しさが舞い戻ってきてどうしようもなく胸が痛いです。貴方にかけた言葉の一つ一つに嘘はないのに、そんなに信じられませんでしたか?そんなに怖かったですか?
今はもう確かめる術はありませんが、あの時は確かにオレは貴方だけのモノでした。貴方もどうかお幸せに。…、もう、窓も開けてなくていいですから。さようなら。