1 エレン・イェーガー

何時だって、幸せを

彼奴が嫌がらせを止めてくれないんだ。本当は消えて無くなれるもんなら無くなりたい。どんなに嫌がって抵抗しても、許してくれてありがとうずっとそばに居るよじゃ、抗う気も失せてくるだろ、普通。
そしてそれは、お前の言葉を聞こうとすると意思とは関係なく耳に入るんだ。

だから、お前と居るのは凄く楽しかったけど…全てを終わりにしたいって考えちまう。
そうしたら、また此処を見る日も無くなって。
彼奴は追ってくるかもしれないが、遠い日の約束も俺はとっくに果たしたしもう用は無い。
楽になれそうな気がしてる。

もう俺には正直今が限界で、俺からはどうもしたくないのに、来てくれとか遠回しに催促されるのは凄くキツくて。実は言ってなくても、それらしい言葉を見るだけで疲れてるんだ。…それが無かったらお前の、ペースや水を先に飲む順番に何時迄も付き合ってられるんだけどな。
そしてこういう類の事をお前に伝えようとしたりすると、彼奴はそれを馬鹿の一つ覚えみたいに執拗に迫ってくる。
現在進行形で、シテシテコールが凄まじい。


だから、
俺が要らないなら、
ベッドを壊したなら、芝生でもいい。
さよならって、直接言ってくれないか。

俺にトドメのナイフを、お前の手で、ちゃんと。

それか、前も言った通り…白い記しを消して俺が何処にいるか分からなくなって、全てを忘れてくれ。

それで、お前の好きなように生きて、幸せになってほしい。


なぁ。俺は何時だって、お前…ジャンの幸せを願ってる。