1 エルヴィン・スミス

雨がやまない

待つことに、お前が起きないことに、悲しいと、寂しいと思うことが嫌だ。
そんな自分に、虫酸が走る。

雨の音がうるさいんだ。目が痛いんだ。抜いた親不知にものが挟まって気持ちが悪い。
でもお前は起きない。
そのことに対して、文句を言う己の脳味噌を、ここでぶち撒けたいよ。
もう、だめなのかもしれないな。依存し過ぎてしまうんだ。