無題

良い加減忘れないといけないのに、ズルズルと未練を引き摺って居るのは俺だけだ。

簡単に忘れられない存在というのは辛いものだな。

お前に繋がるものは全て捨てた。ズルズルしている想いを断ち切る為にも、自分自身にケジメを付ける為にも。
もう、手紙も手元には残っていない。

あとは時間という薬が治してくれるのを待つだけだ。

情けない話だ。いつになったら俺は断ち切ることが出来る。

会いたいなんて、…。

すまないが鍵を貰えるかな？