どうでもいい、どちらでもいい

俺がうじうじ考える事は、いつもお前の言う事が世間一般的に正しいんだろう。俺の感じ方、考え方がおかしい。

以前もそうだった。
お前は前以て言ってあって、何の落ち度もねぇのに、俺が勝手に落ち込んで不安になって。


……教えて貰ってた鍵じゃ、日記は開かなかったなんて事は、お前にはどっちでも関係ない事なんだろうな。
事前に伝えてあった事なのに、不安になる時点でお前には同じなんだと、俺が愚図ったせいで本意ではないのに開けてくれた日記の文言を見て思った。

一応、開くのかと思って、試してはみたんだ……。
俺は、ああいうものに詳しくない。だから、俺のやり方が間違ってたから、開かなかったのかもしれねぇ…。
だが、開かなかったのは事実だ。
…、…だから、お前が鍵を掛けた日記は、俺は読めないし、書き込めない。

もとより、俺の日記じゃねぇから、書いちまったもんを消すのが礼儀なのかも知れねぇが、…この理由で、それが不可能だ。
悪い。

落ち着いたら連絡をくれるって話だったから、アホ面晒して待ってるが、もしかして、俺から連絡をすべきなんだろうか…。
……あれだけ傷付けておいて、自分から連絡するのはさすがに問題がある。……大人しく、お前が落ち着いてからの連絡を待つべきだと判断したが……、もうすぐ一ヶ月経つ。
…、お前が落ち着くことは、もうないのかも知れねぇな…。

ここに書いたところで、お前がまだ俺を気にして、ここまで探してくれるとも思えねぇが……。
…、もし、まだ、気にしてくれてたら、…こんなやつの事を、考えさせるなんて、………すまない。

今日は、記念日ってやつの一つだった。
お前に好かれてると思って、浮かれて書いた文字を少し見返した。…浮かれた痛いやつの書く文章だ。
…もっと、浮かれた残念なやつも書いた気がするから…、………全部、出さなくて良かった。

お前に呆れられるのは、少しでも少ない方がいい。