1 エレン・イェーガー

もうこれ以上は

最後の言葉を聞きたくねぇから、オレは畳の様な言葉を投げつけてはアンタからの返事を遮ろうとしてきた。

聞きたくない、離れたくない……ただそれだけだった。

既に、アンタの中からはとっくにオレの存在は消え失せていた事には薄々気付いちゃいる。

日を重ねる毎に減る便り、アンタからの言葉。

なぁ、アンタの口から直接聞きたいんだ。
「さよなら」って言葉を。

じゃねぇと、オレは前に進めない。