1 ジャン・キルシュタイン

無題

期待していたわけじゃない。相手が俺を求めていないってのも分かっていたし、何も与えてくれないとも思っていた。

それでも、俺一人を好きになってくれるんじゃねえかって思ってた。
なのに、お前の気まぐれに付き合わされたのが、すげえイラついた。俺が、必死になっていたあの時、結局は俺で試して遊んでたんだろ?あやふやな気持ちぶつけて、悲劇のヒロインになってたんだろうが。尻〇でビッ〇って自分で言ってたもんな。金輪際会うことはねえよ。

はあ……アイツとの約束果たせなくなっちまった。謝らねえと。