1 リヴァイ

無題

お前がいない日常はあまりにも色がなくて苦しかった
俺に好きだと言いながらも別の相手にも同じ言葉を告げて体を繋げるお前が理解出来なかった
心は痛みを感じないほどに麻痺して…泣くことも出来なかった

だが、今はお前に対して何とも思わない
好きという気持ちも、寂しいという気持ちもなく、憎しみすらない
むしろ…お前とは終わってよかったと思ってる
何故なら…お前に切り捨てられた後の情けない俺の姿や醜い部分、駄目な部分を見てそれを包み込んでくれる奴が現れたからだ

お前は人を好きになっているつもりだが恋いに恋をしている状態を楽しんでいるだけだ
始まる前から長く続かないと割り切ってるところもある
それを悪く言うつもりはないが…それなら似たような相手を恋人にしろ
俺にしたことは他の奴にはしないでもらいたい

これから先、お前と俺の縁が交わることはないと心から強く願う