1 エレン・イェーガー

もういい…

幾度も反響するように繰り返され、耳に残って消えない。

もう、オレと交わす言葉はない…そういうことなんでしょうか。

この世で何よりも大切にしている存在、そんな貴方がオレの傍から居なくなってしまう。
そんなのは嫌だ、絶対に嫌です。

こういう時になんと言葉をかけていいのか分からない…

伝えたい言葉はあるのに…今はそれを言えるような雰囲気でもない。

全部…崩れ落ちちまいそう、不安で仕方なくて…眠りも浅い。

今更後悔しても遅いのかもな…覚悟、しておいた方がいいのか。