1 アルミン・アルレルト

潮時

もう…本当に潮時だ。
きっと彼奴は僕を傷つける凶器が刃こぼれしてきて昔の古傷を洗いざらい探し出してるんだ。
そんな奴にこの先どんな言葉も送る必要は無い…疲れるだけだよね。

そう、とっくに分かっていたんだ。
どこかで寂しい気持ちがあったからつい痛いって顔に出ちゃったんだ。…もっと、もっと強くならなきゃ。

僕はミカサを手伝うことだけ考えてればいい。