1 リヴァイ

分からない

一瞬でも夢を見た。こんな俺でも誰かと手を取り合い、幸せになれる夢を。
毎日お前から届く文を開けるのが楽しみで仕方がなかった。柄にもなく恋い焦がれて。
愛していると言い合える仲になれると信じていたが、お前からの文は届かなくなった。
何故こうなってしまったのか。そんな事すら分からない俺は嫌われて当然なのかもしれんな。

なぁ、お前はもう来ないのか?
抱き締めてはくれないのか。

この想いは直ぐに消えてはくれない。
忘れるから少し時間をくれ。