1 リヴァイ

礼を

初めての相手だった

長く関係が続くように願ってた


俺の誕生日に反応がなかったから
お前は、こっちの世界の状況や状態に触れるのを嫌がる奴だと思った

だから、多忙を伝えるべきでないと判断した

結果は、…判断を誤っていたらしい


今は、お前の誕生日さえ祝えなかった事が哀しい


俺は今でも愛おしく想っている

だが、飽きられてしまったなら仕方ない


ただ、お前の幸福を


挨拶の代わりをここに
2 エレン・イェーガー
オレの知っているあの人のような、違うような…曖昧なところではあるんですが。もしも前者だったなら、誤解がひとつあるんです。

飽きた訳じゃない。
もし違っていたら消すんで、勝手に反応してすみません。
3 リヴァイ
足を止めさせちまったみたいだな。

…恐らく、俺の相手はお前だろう。
何となくだがそう思う。
……俺は、鍵を出せる立場にない。こちらから出すのは控えたい。


飽きた訳じゃないか…。
そうだな。
俺の返事が、余りに遅かった。待たせてる自覚はあった。
お前に甘えていた。

すまない。
4 エレン・イェーガー
オレも何と無く、直感ってやつですかね?…オレの知るあなただと思う。

同じく沢山鍵を出すのは控えたいんで、一つだけ。

頂いたものは懐中時計。
…これで違っていたらそれはそれで穴掘って埋まりたいんですけどね、はは…。

もし覚えがあるなら、もう一度言っておきます。

飽きた訳じゃない。
確かにオレは此方の世界…って言うんですか?干渉するような事は余り得意じゃありませんでしたけど。
此処暫くはずっと不安だったんです。
忙しいなら言って欲しかったし、待っていてもいいのか分からなくて。
逆にオレが飽きられたのかと思って、それなりに長い間居たもんだから言い出しにくいのかと思って…結構悩んで切り出したんですよ。
迷惑を掛けたくないから、離れたんです。けど…違ったんですか…?
もしそうなら、後悔はしてます。…今更ですが。
5 リヴァイ
 


穴に埋まる必要はなさそうだ。
その鍵には見覚えがある。

…お前が出してくれたから、俺からも、他と被り様のないのを一つ

スペルミスだらけの恋愛小説

もし、これに覚えがあって、…後悔してるって言うなら、会いに来い、エレン。


初めに書いた通りだ。
俺はお前を疎ましく思ったりなんかしてない。
迷惑だと思った事もない。
…忙しいと伝えなかったのは、悪かった。
先日の行き違いの時も、お前は不安がっていたのに、伝えておくべきだったと、今は反省してる。

ただ、…まだ暫くはこんな間隔でのやり取りになる。
…不安を拭ってやれる様、努めるが…。

それでも、
もし、俺でいいなら、
戻ってくれれば、嬉しい。

我が儘で悪いが、返事は直に聞きたい。