高校生のエレン。

つい最近、別れを切り出された高校生のエレンを探している。

鍵は、
・まだ去年の暑い時期。お前の募集に俺から応募。お前はすぐに募集を打ち切って会いに来てくれた。その際ぐうかわだと言ってくれた。
・高校二年生になりたてのお前、担任になる俺。塀を飛び越えたお前の上に落ちた。お前は運命だと言ってくれた。
・完と半のやり取りで半で沢山色んな話をした。
・年末、ロルを回す余裕がなく暫く半がいいとお願いした。正月に話していなかったのに同じ推理番組を観ていたことが観終わってからわかった。
・やり取りはxx。お前はtから。俺はnから。


なあ、エレン。
あれから何回かお前に手紙を書いた。
住所が変わっているかもしれないかと思って、確認が出来ないからついにはここに書き込んでしまった。
最近は仕事と人間関係に悩まされていてお前と話す余裕がなかった。話してしまったら愚痴を吐いてしまいそうで怖かった。お前も忙しそうだったから。
だが、そんな風に甘えるんじゃなくて、ちゃんとお前に話して甘えれば良かったと。最後の手紙を読んで後悔した。

なあ。まだ話したいことややりたいことが沢山あるんだ、エレン。
いくつもの同じ季節を、お前と過ごしたい。学校での生活も、約束していた水族館のデートも他にも沢山。

この数日間休みなのに寝ることもままならなく、酒を飲んでも中途半端で結局眠れない。そんな中付き合いで酒を飲で、飲み過ぎたなと思った時も、もうお前は怒ってくれないんだと、人がいるのに泣きながら浴びるように飲んだ。

沢山色んな約束をしたことを破らせてしまって悪かった。優しくて誠実なお前にそんなことをさせるまで追い詰めてしまっていたんだな。

もう俺を嫌っているかもしれない。話したくもないかもしれない。
でも、やはり俺はお前と離れたくない。
散々待たせておいて何を言っているんだと思うかもしれねぇが、お前がいないこの数日間はどうしたらいいか解らなかった。
お前がいない生活がどんなものなのか解らなくて、何をしていても頭に入らない。何もしていないというか生きた心地がしなくて、まともに生活ができない。

もう絶対にお前を待たせることはしないから。お前を何よりも優先させると約束する。だから、お願いだからまた俺と一緒にいてほしい。

今までも幸せだった。お前の幸せと愛に包まれていた。だけど、これから先もまだ感じていたい。
俺ももっとお前に愛を捧げたいし幸せだと感じてほしい。
今思えばお前を甘やかすこともなかった。だからどろっどろに甘やかしたい。


いつだったか、連絡が取り合えなくなったらという話を覚えているか?事故だったり震災だったりにあったらと話をしたときだ。必ず探すから掲示板を見ていてほしいと。
それを思い出してここに書き込んでいる。

いつだっていい。例え何年掛かったとしても、5年でも10年でもお前を待ち続ける。
勿論出来るだけ早く俺のもとへ戻ってきてほしいが。
絶対に俺の住所は変えないから。お前を待ち続けていたいから。

お願いだ、エレン。俺と一緒に生きてほしい。お前がいないと俺は死んだも同然なんだ。世界に色がない。

頼む、エレン。もう一度俺と一緒にいてくれ、エレン。