ヒッチ

一ヶ月先でも一年先でもいいと言ってくれたあんた。あの時は応えられなかったあの言葉をふ、と思い出してね。…まぁ今更と言われたら、それまでの話。


鍵
私の募集にあんたが応募
やり取りは去年の11月頃、短期
あんたはaからはじまるxx
ベッドでの戯れ


あんたが今ここに居るか定かじゃないし、居たとしても隣には誰かいい奴が居るのかもしれない。それでももしあんたが私を思い出す事があったら……。少しだけ、期待するくらいは許されるでしょ。

ん？数ヶ月ぶりに来てみたら…なんかその台詞、身に覚えがあるような？ないようなー？
時期はその頃だったと思うんだけどー、やり取りしてた手紙もどっかやっちゃったし、住所も変えちゃったからその当時自分がどんなところに住んでたかなんて覚えてないし。
なら名乗りあげんなって？あははっ。まぁそう言わないでよー。

――…"一ヶ月先でも一年先でもいい"、
もしそれがお別れの挨拶ついでに私が吐いた台詞で、あんたのことをベッドの上で酷く…ほんのちょこーっとだけ酷くしていじめてた私を探してるなら、可能性はあるかも。
なぁに？その訝しむような目。ちょこーっと、って言ってんじゃん。…あっごめん素だった？あっはは！

あ、そうそう。あんたのxxのアドレスの頭文字、教えて貰えればもしかしたらわかるかも。

んじゃ、縁があればまたね、アニー。