マルコ、と、エプロン、先生。

寒い日が続きますね。風邪をひかないで元気にやっていますか。

マルコを探してる、…いや、探してるっつうか、一方的な懺悔がしたい。
連絡は取れなくてもいい、お前がこのページを見てくれたなら、それだけで本望。まあ、…それも望み薄いだろうけど。

とにかく謝りたい。
連絡が疎かになって御免と言うことと、別れ際に、お前が勇気を出して伝えてくれた別れの言葉に、何も返せなくてごめん。
怖かった。別れるということが。理由が俺のせいだってことがわかってたから、尚更怖かった。ちゃんと読めもしなくて、すぐに現実から目を背けるみたいに消しちまった、お前の最後の言葉。
ごめん。謝ることしかできない。
プレゼントも思い返せば貰うことばっかりだったな。俺がしたプレゼントといえばお揃いのエプロンくらいか。
思い出話に浸っても仕方ない。でも、灰色の場所は今でも開けないし、愛を紡ぐ場所もとてもじゃないけど開けない。

一緒に住んでた、お前に宛てる。
今更だけど、ほんとに愛してた。そんなこと、ゴミみたいに苦い思い出にしちまったかもしれないけど、今更遅いかもしれないけど、ほんとにごめん。
1回話すとふつふつと沸き上がって止まらない。
つーかこことアドレスの相性悪いみたいで届かねえな。まァ、それも日頃の行い、か。、
最後の記念日には海に、……いや。ここまでの鍵が全て一致しているから間違いはないよな。
あれから殆ど覗いていないこの場所で直ぐ様こうしてお前の残す言葉に気付くのは、未だにセンサーだと笑いあったあれが健在だってことなんだろうか。

懺悔なんて必要ないんだよ、ジャン。きっと僕の言葉こそ余りに突然で、きっとお前を混乱させて苦しめてしまったんだろうから。…ごめんな。寂しいなら寂しいと、会いたいなら会いたいともっと早くに告げていれば良かったと今はそう思うよ…。大丈夫だと言い続けて格好付けていた僕の方にこそ責がある。
ただね。代わりになるものなんて何もないって、僕は今でもそう言えるよ。幸せだったあの半年はゴミなんかじゃない。とても大切で愛に溢れた、僕らの半年間だ。今でも。お前と出会えた事に後悔なんてする筈ないって、ちゃんと知っていて欲しい。願わくばジャンにとってもそうであれば…は、少し傲慢なそれかもしれないけれど。

それにしても…良かったよ。もう一度言葉を交わすことを叶わない願いだと思っていた。…ねえ、ジャン。勇気を出してくれて、此方こそありがとう。
……もしも、まだひとつ願い事が叶うのなら。この年の瀬、或いは新しい年を迎える僕らが再会したあの月。約一年を経て、関係はどうであれまたお前の声を近くで聴くことが出来る三度目の奇跡が訪れれば良いのに、なんて、ね。
昼頃、迷ったけど、届いてんのかな。
ずっとビビってた俺を、お前は一瞬で、…なんて、沢山話すのはよしておく。色々、謝りたい。よかったら、送ったものを破り捨てないで一回でも読んでくれたら嬉しい。
無事再会できました。スペース感謝。