可愛いジャンへ

もし、生まれ変わって再会したとして。俺たちがそれぞれ別の姿をしていたとしても…互いに分かるはずだ、ジャンよ。

俺のこの姿は仮だ。お前なら、きっと元の姿が分かると思う。お前はもうこの世界には居ないだろう…だが、一筋の光を求めるよう、この声がお前に届くことを願う。

俺はお前が好きだった。お前に恋人が出来た時、2人に祝福の言葉をかけてその後俺も恋人を見つけた。それで良かったはずなんだ。だが、お前が全てを整理して居なくなると分かった時、抑えて忘れていたはずの感情が溢れてコントロール出来なくなってしまった。
恋人とは別れた。

ジャン…もし気づいたら連絡して欲しい。別れ際の最初で最後の口付け…唇の柔からさと温もりが忘れられない。