チャックのついたクマ

やあ、よく来たね。…このページを開いた君が私の最愛の人であるかは、まだわからないが、お互いが探し人に出会えることを祈りながら綴らせてもらう。

さて、事情を説明すると数日前から君と使用していた媒体が、うんともすんとも言わなくなってね。
手紙を送ろうかとも思ったのだが、宛先はバラバラ、箱は理解に苦しむ手紙で埋まっているという惨状で、最近の不運っぷりは涙無しには語れないよ。おまけに執務は連日深夜まで及ぶときて、ここに訪れるのが遅くなった。
君はとっくに呆れて、新しい男の一人でもいるのかもしれないが、一応伝言を残すことはしておこうと思う。それでは一旦失礼しよう。

鍵
・背中にチャックのあるクマが好き
・甘いコーヒー

返事が遅れてしまってすまない。君はおそらく…私の探していたリヴァイだな。悪いが、君が送ってくれた手紙は届いていない。
連絡先の相変わらず不調は続いているようだ。此方は別の窓口にしてあるから、そうだな…一文でもいいから連絡をもらいたい。
それで駄目なら、また他に手段を考えよう。