五月四日

───の昼下がり、俺の部屋を訪ねてくれたリヴァイ。寝台に招いて少しだけ抱き合って、お前の髪に口づけを落とした。貰える筈だったらしいお返しを頂きたいと言ったら、甘やかしてくれるか?

嗚呼、確かお前はブランク明けだと零していたか。夕方に一度抜けたのも鍵になるかな。

机の書類が片付いた時、お前と過ごした穏やかな記憶が脳裏を過ってもう一度逢いたいと思った。此処に記したからには一片の希望を抱いて待っている。若しも気付いてお前さえ良ければ、また其の静かな声を聞かせてはくれないか。