黒猫のエレン

数年前にオレの勝手な都合で別れちまった表題のエレンを探してる。


・贈り物は猫のストールと扇子
・オレは世話焼きでお前は甘えたがり
・買い物へ行ってオレは錠前の首飾りを買った
・宿の始めはお前はg、オレはi

どんなもんを鍵に上げていいかよく分からないが、きっと勘の良いお前ならこれで自分の事だと気付いてくれんだろ。
長い間連絡を送らずにいたのはオレの方で、すげぇ今更すぎると思ってるしお前が今この世界に居る事も、此処を覗いてくれてる事も期待はしてねぇ。
なぁ、エレン。オレが知りたいのはお前が息災に暮らしてんのかって事、ただ一つ。お前に未練が無い訳じゃねぇけど、ヨリを戻したいなんて事もねぇから。だからもしお前がこれに気付いて、そんで気が向いたら気軽な気持ちで会いに来てくれねぇか?「元気にやってるから気にすんなよ」って、一言で構わないから声が聞きたい。あの頃も今も、オレにとってお前が一番大切で最高のパートナーだったと思ってる。
オレは宿を変えてねぇし、此処からも鳩を飛ばせるようにしておく。気長に待たせてもらうぜ。