酒と共に(R20)

酒は俺にとって水も同然、只雰囲気を出す程度に。
肴は昔話……若しくは駆け引きか。生憎俺は駆け引きは得意じゃないがな。猥談でもいい…地下で暮らしていた時に、娼婦やケニーから聞いたネタがある。体験談はあまり期待するな。
まあ――長い秋の夜を共に。この時間だ…描写は行動が分かる程度でな。姿は不問。だが俺の恋愛対象は男だということを伝えておこう。

チッ――酒が切れた。
食糧庫にワインがあった筈だ。そいつを持って俺の部屋へ来い。
今夜も募る。
あと宿に誤りがあったようだ、こっちから送ってくれ。