疑問符(閲覧注意)

与えてくれ、与えてくれだ、
ピーチクパーチクうるせぇ雛鳥が鳴き喚いてるじゃねぇか。
愛でも欲でも執着でも乞うのは構わねぇが、テメェはそれに見合う対価を持ってるのか。
持たなくても、返そうと思う努力はしてるのか。
寄生して利用して奪い去ってすり減るまで食い散らかす、道具にしようって魂胆じゃねぇのか?
もしくは貪られるままテメェの全てが擦り切れるまで尽くしきって、多少自分が必要とされた事に慰めを得ながら死んで行く奴らばかりじゃねぇか。
オイ、死ぬなら兵士として死ねってんだ。テメェらの心臓はそこまで安くない。

どうしてもっと違う関係を築けない。
そんな場か?この世界は。


…思い浮かんだまま書き散らした悪文に目通し感謝する。
題目通り、ただの疑問符だ。別に怒りを感じてもなけりゃ誰かを責めるつもりもない。
そうじゃねえだろって反論でも、叱責でも罵倒でも、なんでも構わねぇ。ピンと来た奴と話してみてぇだけだ。身構えずに来い。テメェの観方だけが正義じゃねぇ事は、この歳にもなりゃよく知っている。

G種の鳩を許容出来るなら誰でもいい、好きに語れ。エルヴィン、お前のよく回る口なら俺も黙って聞いてやれるだろう。
こちらからは俺か、新兵のアッカーマンが出迎える。前もって言っておくが俺はこの手の場には慣れてねぇ。見逃せ。
削除まではここに居る。

嫌な気分になった者も居るだろう。謝罪をここに置いていく。
2 削除済
大した数じゃねぇが、幾つかの手紙を貰った。
ふと昔、地下の娼婦に聞かせて貰った話を思い出した。

あるところにろくでもねぇ女が居てな。紆余曲折あった末、クソみてぇな字で、緑のインクを使ってノートにこう書くんだ。下手な絵入りでな。「善い人間になりたい」と。

だが本当に善い人間はそんなことは望まない、ってオチだ。

…その女みてぇなもんか、俺は。

疑問を掲げるのもこれで最後だ。二度と来ねぇよ。
話せ。