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昨日あれだけきつい調教をしたにも関わらず、昼過ぎに覗きにいくとまたも主人である私
に向かって反抗的な態度を取った。
ここへ連れて来られた以上、性奴隷として従順に仕える以外ないことが、奴にはまだ分かっ
ていないようだ。
まあ、こういう気の強い男を調教するのも一興ではある。
どこまでその虚勢が続くのか、楽しむことにしよう。

地下牢に下り、世話係たちに奴隷の洗腸を行わせた。
高圧浣腸で低濃度のグリセリンを注入して、バケツの中に排泄させるのだ。
奴隷は相変わらず私や世話係を睨み、罵倒したが、手足を拘束具で固定されたままの奴に
何が出来ようか。
たっぷり長時間我慢した挙句、バケツの上に幼児のように抱えられ、視姦されての排泄。
さすがにこれはこたえたようで、仰向けに寝かされて両足を高く上げた格好で尻を拭かれ
ている間、奴隷は一言も口をきかなかった。
「まるで赤ん坊だな。糞まみれの尻を拭いてもらって、気持ちいいか?」
腕組みして見下ろしながら声をかけてやったら、またあの反抗的な目をした。
さて、中まで洗ったことだし、今日は何をしようか。

ところで、この奴隷は美しい筋肉を持っている。
特に背筋の張りと尻のふくらみは、賞賛に値すると言っていい。
そうだ。これには背面で感じることが出来るように調教しよう。
まずは奴隷の背中が美しく映えるような姿勢に固定することにする。
うつ伏せから上体を大きく反らす姿勢を取らせ、上半身を鉄格子の壁にもたれさせる。
両手首と肩を鎖で鉄格子に繋いだので、姿勢を崩すことが出来ず辛いだろうが、鉄格子に
掴まることも出来るので苦痛は分散されるはず。
腰を固定することはせず、両足を思い切り開かせて、足首だけ固定した。
身を捩って逃げることが出来るようにだが、この姿勢ではせいぜい背中を傾ける程度しか
不可能だろう。
最後に、萎えている股間の性器を後ろ側に引き出す。
腰骨に押し出されるように後ろに突き出した陰茎と、その上に乗っている陰嚢。
下向きになっている陰茎は、勃起した時に激痛を伴うに違いない。
すっかり準備が出来たところで、赤い蝋燭を持ってこさせた。
いわゆる低温蝋燭というもので、低い温度で大量の液滴になる。
溶けた蝋は普通の蝋燭よりも温度は低くても量が多いため、低い位置から垂らせばこちら
の方がダメージが大きい。
「これを、どうすると思う?」
火をつける前に一度聞いてみた。
こちらを見ようともしないので、陰嚢を革靴で踏んでやる。
「がぁああああっ!」
背骨を軋ませながら、奴隷が吼える。
滑らかな筋肉が緊張する様は、実に美しい。
「私の言うことを聞けないなら、このまま踏み抜くぞ」
中の玉を転がすように靴底をグラインドさせると、電気が走ったような切ない表情になっ
た。
「うっあぁぁ・・・・っ」
喘ぎ声ともとれる、甘味を含んだ声。これには私も驚いた。
マゾの素養があるなら、今後の調教には大いに期待が持てる。
3
「見るんだ。これはなんだ、言ってみろ」
「蝋燭・・・」
「私と話すときには敬語を使うようにと言った筈だ」
睾丸を転がす足に力を込める。
「うぅがああぁああああああっ!」
鉄格子にしがみついて発せられた慟哭が、地下室の長い廊下に反響して、こだまとなって
返る。
二つの玉の間に爪先を割り込ませ、一個だけ引き剥がすように引いてみる。
「ぎぃいぁあああっ!」
「早く言わないと、大変なことになるぞ」
「あっ、あっ、蝋燭です!」
「まだ、足りない。分かっているんだろう?」
「あっああーーーっ!!」
玉がひしゃげるほどにコリコリと転がした。
尻の山が引き締まってぴっちりと合わさり、それでも丸見えの会陰がびくびくと痙攣して
いる。
明らかに痛み以外を感じているのだ。
「蝋燭で、すっ・・・あひっ・・・ご主人様!」
今回はこれで勘弁することにして、足を離してやった。
ぐったりと鉄格子にもたれる奴隷の背中が小刻みに上下している。陰嚢を責められている
間、ほとんど呼吸が出来なかったのだろう。
「そうだ。蝋燭なのは、見れば分かる。これをどうすると思うかと聞いているんだ」
「火をつける・・・と思います・・・ご主人様・・・」
私はわざと答えず、奴隷をじっと見詰めた。
すると奴隷は私の方に不自由な首を捩り、精悍な顔に不安の表情を浮かべる。
間違った答えを言ったことで、またお仕置きを受けるかも知れないと思っているのだろう。
必死に別の答えを探していた奴隷が、面白い答えを口にした。
「こ・・肛門に・・・入れると思います・・・ご主人様」
昨日、散々バルーンで拡張されたことが思い出されての答えだろうが、この回答は私を喜
ばせた。
「そんなに入れて欲しいのか。淫乱な奴だ。答えは最初の方で合っていたんだが、本人の
望みならしょうがない、後でもっといいものを入れてやる」
私がそう言った瞬間の、奴隷の表情は最高だった。
今にも泣き出しそうな顔と言うのは、こういうことを言うのだろう。


蝋燭に火をつけ、液滴が大量に溜まるのを待つ。
いきなり低い位置から落としてもいいが、誰にとっても初めての蝋責めは絶叫するほどの
痛みを伴う。
まずは高い位置からほとんどを床に零すくらいにして落としてやった。
「うぎゃぁあああっ!」
落下途中で多少冷えた蝋が、パタパタと背中に降り注ぐ。
蝋と接触している部分の皮膚が赤く色付き、その熱さと痛みを伝える。
ニ、三度落としてから手のひらで蝋を払い落として確かめると、そこは赤くなってはいる
ものの、火傷までは至っていない。これならもう少し耐えられるだろう。
続けて背中や尻に蝋を垂らす。
「ぎゃあっ!ひぃっ!」
奴隷が逃げようとして背中を捩るが、腰骨を中心にして身体を支えているのに両肩を固定
されている姿勢では、ただ背中が傾くだけで逃げ場など無い。
奇妙な悲鳴を上げながらクネクネと踊る姿は、滑稽ですらある。
蝋の熱さが皮膚を切り裂くような痛みを与えながら身体の芯に染み渡り、奴隷の心を弱く
してゆくだろう。
ある程度垂らしたところで一度火を消し、固まった蝋を剥がすことにする。
冷えた蝋がカバーになって、熱を感じにくくさせるからだ。
爪を立ててカリカリと蝋を剥がすと、赤く染まった皮膚が見える。
「ぅ・・う・・・っ」
4
痛むのだろう、目を閉じて眉根を寄せる顔が艶っぽく、私を楽しませる。
ある程度剥がしたところで、別の刺激を与えることにした。
柔らかな豚毛の刷毛で、蝋で腫れた背中や尻を撫でてやるのだ。
触れるか触れないかくらいの位置で、背筋から尻の谷間に向かってそっと。
「ぁ・・・っ」
ぶるりと背中が震え、閉じた瞼がぎゅっと瞑られる。
敏感になった肌への緩やかな刺激が、くすぐったいような甘やかな疼きを与えているのだ。
尻の二つの丘を8の字に結び、腰骨の上のえくぼのようにへこんだ場所をくすぐる。
「はっ・・・ぁふっ・・・っ」
この辺りが性感帯のようだ。尻がぴくぴくと締まり、陰茎までが膨らみを増してきた。
さらに会陰へと刷毛を動かし、汗ばんで匂いを出し始めたその周辺を重点的に嬲る。
陰嚢の裏から裏筋を通り、鈴口を縦に。
「あっあ!ぁあっ!ひぃっ」
亀頭の縦目をなぞった時、内腿がガクガクと震えた。
「ここがそんなに感じるのか?」
毛が尿道に垂直に当たるように調節しながら、少し開いてきた鈴口を責め続ける。
一度撫でるごとに陰茎が硬さを増し、とうとう完全勃起状態になって雫すら浮かべる。
「あぁぁっ・・ああーっ!あ、ぁ・・あぁあ・・っ」
私の刷毛の動きに合わせて甘声を上げる奴隷は、蝋燭に再び火がつけられたことに気が付
いていないようだ。
私は雁首と鈴口、そこに繋がる裏筋を丹念にブラッシングしたのち、
「ひぃぎゃぁあああああああああっ!!」
パタパタと熱蝋を雁首めがけて落とした。
すぐさま爪で蝋を剥ぎ、刷毛で払い清め、蝋を落とす。
「ぎゃぁひぃいいいいいっ!」
しかし、奴隷の股間は萎えることが無かった。
気をよくした私は蝋燭を置き、汁を吐き出している鈴口を刷毛で撫でてやる。
「あはぁ・・・っ・・・・ヤ・・っ」
ブルブルっと全身が震え、透明な粘液がぷっくりと大きな雫を作る。
性器に蝋を垂らされ、刷毛で尿道口を撫でられて感じているのだ。
「いい子だ」
私はこの奴隷にご褒美を与えることにした。
世話係りにたっぷりのオイルを塗りつけた極太の張り型を準備させ、その間に私の指で肛
門を開かせる。
昨日の拡張の甲斐もあって、濡れた私の二本の指は、何の苦も無く温かい肉のトンネルに
飲み込まれる。
くちゅくちゅといやらしい音。根元まで入れた指の先端に当たる、前立腺を揉んでやる。
「ぅあぁああ・・っ・・・あっ、あ!ぁ・・ぁあ!」
指ピストンに押し出されるように上がる、切ない喘ぎ声。
わたしはすっかり馴染んだ穴から指を引き抜き、オイルにぬめる張り型を一気に押し込ん
でやった。
その瞬間の声と紅潮した顔に浮かんだ淫靡な表情、緊張に張り詰めた筋肉の痙攣する様は
一生忘れないだろう。
「んんんぅぅぁあぁああああああああああっ!!」
奴隷は、太い張り型に貫かれた圧力で、射精したのだ。