識。

開いてくれて有り難うな。
12月に連絡の切れてしまった恋人が忘れられなくて此処に来てみた。

君は忍と雑貨店を生業にし、俺は医者と暗殺を請負いながら生きている。
俺には上背のある弟子が一人いて名前は辰巳。
最近俺達は一緒に住む約束を交わした。
これで解ると思う。

心当たり、あるか?

最近識は、…忙しそうだったな。
それに俺の展開が下手くそで特に出会いなんかはかなり後悔している。最初からやり直したいくらいだ。

そんなだから望みは薄いけど連絡くれたら嬉しいな。
随分長かったし、せめて礼だけでも伝えたい。
でも今更手紙なんて出来ないからさ。

なぁ、…もし、愛想尽かせたわけじゃないなら連絡頂戴。
キセル咥えて待ってるから、紫煙を目印においで。