1 シン・アスカ

親友…ヨウラン宛。

先ずは閲覧してくれてどうも。
これから先はアンタをヨウランだと認識して話を進めるから、自分は違うって言うんならとっとと戻れよ。関係の無い奴が見ても全然詰まんないから。


――さてと、早速話進めようか。先に言っとくけど此の姿で話すのは随分と久し振りだからさ、多少の似非は見逃してくれよな。
んじゃ取り敢えず鍵提示するから確認してくれ。

◇俺はお前がフレイの姿で管理してたSEEDなり茶に在籍。
◇其処で一時的に俺が副管理人をしてた。
◇俺とお前とルナは大の仲良し。皆に隠れて三人で朝方まで本音話をした事も。
◇ヨウランの彼氏も俺の姿。因みにヨウランの本来の姿はメイリン。

◇4、5年位の長い付き合い。

――…4、5年前の事を此処までハッキリ記憶してる俺って一体。ある意味気持ち悪いかもしんない。
兎に角これだけ上げれば分かってもらえると思う。


一応電信送ったけど…お前からの返事は無くて。何度も電信送るのはウザいだろうと思って、こうして探してみたり。
…あのさ、俺もう一度お前と恋愛相談したり惚気合いたいんだ。あのまま何も言わずに別れられる程、お前との友情をあっさり無かった事になんか出来ない。だってそうだろ?あんなに仲良かったんだぜ俺達。

それが無理なら元気にしてるか如何かだけでも良い、何らかの返事が欲しい。そんで今度こそ親友としてきちんとお別れの言葉を言いたいんだよ。


じゃあ俺、此処で待ってるからさ。
2 ヨウラン
昔の記事だけど、俺って確信が有るから書き込ませて貰いますよ‥っと。

一応、確認の為に鍵でも置いときますか。


■鍵■
沖縄

此れだけで十分だろ。俺さ、此の世界から離れてたんだ。多分、一年以上は確実に。

けど、懐かしくなって久しぶりに回ってて『俺の事、探してる奴居るかなー』って気軽な気持ちで覗いたら見付けちまった訳だ。

いや、本当悪かった‥けど、俺の中で戻る予定は無いんだ。

取り敢えず、話位ならしたいから反応させて貰った。

お前が此れに気付くかは分からないけどさ。
3 シン・アスカ
――ビックリした。

ホント、心臓止まるかと思った。

たまたま暇でたまたまお前の事ってゆーか、昔の事をぼんやり思い出しててさ。

そういやお前の事探した事あったっけとか何とか思って覗いてみたら…この通り。


――なんてゆーか、お前が元気そうでホッとした。本当に、心底、ものすっごくホッとした。

なんかもう、それだけで胸一杯。

お前がこの世界に戻る予定が無いってんならそれで良いと思うし、俺に謝る事も無いと思う。

もうホント、ヨウランが元気だって事を確認出来ただけで俺は満足。

変な我が儘も注文も付けたりなんかしない。


…反応してくれて、ありがとう。

すっげえ嬉しかった。

ちなみに俺の方も元気でやってるから安心しろよな。