年下の叔父

最近、やけに思い出すんだ。
高校生の割にデカくて、妙な髪型をした年下の叔父。

もう別れてから一年以上経っているし、おれは別れを告げられた方だ。望みは薄いかもしれねえが…探させてもらうぜ。


鍵をいくつか提示しておく。
心当たりのある奴は見てくれ。

杜王町に引っ越し、貴Cが三部の世界にタイムスリップしたこともある、アンテナ

これくらいで大丈夫だろう。
お前から何らかの反応があることを祈ってるぜ。
アンテナ健在ィ〜〜ッ!…と。

こんちわっス、承太郎さんッ!久しぶりっスねェ〜〜。元気してました?あ、もちろんオレはこのトーリだぜッ!

アンタの探す仗助くんはオレだけだと確信しちゃあいるけどよぉ…万一人違いだとこまるんで、オレからもキーワードを残していきますぜ。


・最初はタクシーで移動
・ハロウィンにケーキ
・白=豆腐


ン……と、チト記憶が曖昧なんで確かじゃあねえが、『オレから別れを告げた記憶はない』。互いの忙しさか何かでの別れじゃあなかったっスか?まあ、いいや。

こーゆーのも何度か繰り返してっからよぉ〜〜。コンスタントに続けてくってえのは無理なんじゃあないスかね、オレ達。例えば不定期にオレがアンタん家に遊びにいく…とか。……毎日行きそーっスけどォォ〜。へへ。


ま、ま!
オレ、またアンタに会えてスゲー嬉しいよ。マジに!忘れないでいてくれたんスねッ。


ゆっくり茶でもどうスか?
一応連絡先残しときます。オレから行った方がイイなら行きますから。


で……ここまで言っておいて、人違いならスゲー恥ずかしいよなぁ〜〜ッ!
久しぶりだな、仗助。
おれの探している奴に間違いなさそうだ。

まあ…ここで立ち話ってのも何だ。こちらから会いに行く。

-----

無事に探していた奴に会えた。
スペース感謝するぜ。