俺の古泉一樹

タイトルに特に深い意味はない。因って要らん突っ込みをしようものなら容赦なく殴るからそのつもりで来い――っと。
要らんのはこの無駄な前置きか。
…今一こういう場所を利用するのに慣れてないもんで如何話を切り出せば良いのやら。舌先ばかりが意味もない言葉を綴りたがる。
初っ端からぐだついて悪いが俺に心当たりがありそうな古泉は四の五の言わず覗いて行って貰えりゃ助かる。
……お前が俺に時間を割く事への見返り?そんなもん――なんなら添い寝でも何でもしてやるから一先ずは俺に付き合え。


**鍵
・俺から打ち切り→最近再会、再開。
・恐らくやり取りは俺で止まってる筈だ
・俺はS社、お前もS社だがアドレスはvodafoneの侭――だった気がする
・お前の手作りのパスタを食べてる途中
・俺がお前の口元を拭った


間抜けにも携帯を水没させ、挙句データを全部吹っ飛ばした。
…いや、お前とのやり取りは…その、なんだ。
気色悪いにも程があるがパソコンに保存していたもんだから無事なんだが…肝心のアドレスが不明で連絡の取りようがない。


その上、水没させる直前にアドレスを変更、それをお前に知らせる前に携帯が臨終。恐らくお前からのメールも俺には届かない筈だ。
…みなまで言うな。阿呆なことをしたってのは俺自身が一番痛感してる。あの時の俺を殴ってやりたい気分だ。


お前はこういう場所は見ないだろうから、もしかするとこの侭連絡が取れないまま、ってのも有り得ない話じゃねえだろうとは思う。
が、…お前が居ないと色々と無理だ。何が、なんて具体的には言えんが、とにかく無理だ。色々と。

問題だらけでいい加減愛想もつきた頃かもしれんが、連絡を貰えりゃ助かる。
俺はお前を手放す気は更々ないんでな。――まあこの状況でこんな事を言っても格好はつかないわけだが。


とにかく、待ってる。