完なり オリジナルBL 攻募集

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1 凍
私の可愛い子(和風/R20)
ようこそ、私の屋敷へ。
此処に来る迄、道が悪かったろう……済まないね、私が人嫌いなものだから。大層疲れているところ申し訳ないのだが、私が招いた者かどうかの確認はさせてくれるね?

●成人女性の背後様
●台詞<描写で描写数200字〜
●xx/本アドの何れか使用
●レス寛大(当方長考かつ遅筆な為)

そう、君で間違いなかったようだ。
改めて、此処に来てくれて有り難う。私の名は凍、この山に住まう者。簡素な手紙は送ったから大体の事は把握していると思うのだが、一先ず確認だけしておこう。
君は、新たに私の側仕えとして参った者…相違ないね?一番ピンと来た者を選んだつもりだから、君との相性は良い筈なんだけれど。とにもかくにも、私の妖力目当てでも、興味本意でも、理由はともあれ君がきちんと側仕えの役目を果たしてくれればそれで構わない。ああ…人嫌いと言っても然程重症ではないよ、たった二百年山に引き籠っていただけなのだからね、大したことはないだろう。それに、その間誰とも繋がりを断っていた訳ではないし…何も君を取って食おうなんて考えはないのだから安心しなさい。


和風の世界、建物等は平安時代の様相。現代の世界と平行して存在する妖界が基本的なベースとなります。物語の進み方、或いは貴Cの立場によって双方の世界を行き来することも可能です。真っ白い雪のような色をした小鳥が運んだ手紙を受け取った貴Cの設定については、妖に関わりのある人間(例えば寺社仏閣関連や陰陽師の家系であったり等々)、同じ妖の類いのもののどちらかとなります。側仕えとしての仕事は、規則正しい生活を送れるよう当Cをたしなめつつ、定期的に送られてくる現世からの文(人からのお願い事や現世に住む妖からの定期報告等)や妖界のものからの文(会合やら何やらの連絡等)を纏めて当Cに渡し、返事を送り届ける等々お手伝いさん的な役割です。他のものに勧められて此の話を受けた、意気揚々と、仕方なく、等側仕えを引き受けた理由もご自由に。妖界やその他のことについては相談しながら広げていく予定です。


凍(いて) 172p
妖界では一番大きな山の裾野にこじんまりとした居を構え、現代では冬山信仰のある神社に奉られている氷の妖。見た目は人間で言う二十歳前後、実際年齢は五百を越える若作り。腰丈までの黒髪を緩く一つ結び、結ぶ位置は後ろであったりサイドであったり日によってまちまち。睫毛の長い二重の瞳は濃灰色、薄く色付いた口唇と細面の端正な顔立ち。普段より穏やかに笑んでいるものの何処と無く幸薄い印象。吐息は冷たい冬の風、肌は薄氷のように冷ややか…と見せ掛けて一般的な人間よりも少々体温が低い程度で冷え性。一寸力を使えば氷の結晶で花や像を形成したり出来る。基本的には和装、青や紺などの寒色系の着物や帯、羽織に加えて首元を覆い隠すようにして厚手の布を巻き付けている。時折神使見習いや位の低い妖を鍛えてやる名目で面倒を見たりするなど、それなりに需要はある様子。昔々に心惹かれた者があったが、それが恋慕と知らずにその者を亡くしたせいで心の動揺に戸惑い、故に同じ思いをせぬよう他に心許すまいと決めたせいで人嫌いと公言するように。ただし基本的には世話焼き気質、懐にいれてしまえば可愛い子と猫可愛がりに愛でて側に置きたがる傾向。布団があれば何時までも寝ていられると言って憚らない程に下手すれば一日の大半を寝て過ごす。


さて、私の側仕えとして心が決まった君。これらのことを書いた紙を白い小鳥に渡して届けてくれまいか。何らかの返事は二日以内に出すようにしよう、もし返事がないようだったら小鳥を呼びつけて再び文を送っておくれ。
それではね、私の可愛い子を待っているよ。

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