完なり オリジナルBL 攻募集

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1 玲
匣の中(R20)
遠い昔の約束。
血の連なりを永久に、繁栄をとこしえに。
何代かに一人生まれる力持つ御子を捧げよ、其が対価。時代を経、幾代も巡り、繰り返される贄の風習。贄に飽きれば妖は贄を食い、次の御子を求める。くるくる繰られる神継の習わし。妖の加護か、神継の血が絶える事は無く今世に続く。

暗い暗い廊下の先の奥座敷、柔らかな布団の中で目が覚める。障子戸から射す薄明かりに朝の訪れを知り、傍らに残るもぬけの殻を片手で探れば有った筈の温もりも消え失せている。緩慢に身を起こせば、空蝉の上に今時分の季節に咲く花の枝。半ば人の身を離れた私に対する慰みか或いは得意の気紛れか、こうして土産物をする妖に、私は。

私の元を訪れるものなど珍しい、何処の子でしょうか。彼が寄越したのだとしたら、随分と機嫌が良い様子。…ねえ、きみ、暇ならば私の与太話に付き合ってはくれませんか。私も暇なんです、彼しか話すものがいませんから。
きみは何処から来たのでしょうね。馬車の走る道路を横切って、緑の公園を抜けて、電車と駆け比べをして、それから……、私の知らない景色をきっときみはたくさん見ているのでしょう。そうそう、今の時代は飛行機という空飛ぶ鳥があるのでしょう、時々窓の外から白い尾を引いて飛んでいくのが見えますから。……私はね、此処のお屋敷からは出られないから、また此処へきみが来てくれると良いのだけれど。

※舞台は現代。其れ以前に生まれた当方と神継の家を長らえさせる妖の貴方とのお話。贄により神継の家は栄え、血縁に連なるものは一様に社会的地位を得、何不自由無く豊かに暮らしている。妖の貴方が贄なる当方をどう思い扱うかはご自由に。人の姿を借りて人の世に溶け込んでいるも良し、外にも出ずに屋敷の内で当方を構って暮らすも良し。或いは妖を訪ねて来る怪の類い、又は神継の家の者を第三者に交えて戯れるもまた一興。御子とは男女を問わずに力を得た人の事、御子の死を以て次代の御子が生まれ、贄に捧げられる。


裏行為を含む為成人された女性の背後様である事

描写数中長文であること
本又は借宿(此方はxx)使用
以上が条件となります。


私はね、彼の事を怖いと思った事はないんです。だって、今はもう亡いけれど父や母や、見た事の無い姪や甥や…神継の人間を幸せにしてくれているのだから。…おや、もう帰ってしまうの?残念だけれど、気が向いたらまたおいで。ああ…もし彼に会ったとしても、今の話は内密に、…いいね?

神継 玲 (かみつぐ ほまれ) 一六六糎程
黒々とした艶髪は短髪に切り揃えるが頬に掛かる程に横髪は長め、日の当たり具合によっては濃紫にも濃茶にも見える風合い。榛色の瞳は二重、利発さを滲ませる顔立ちながらも何処と無く気怠げに伏せられがち。背丈は年相応に伸びているが薄い体つき、白の襦袢に淡い緑の羽織を一枚纏う薄着。明治の頃に生まれた神継の力有る御子、九つの年から妖の贄として奥座敷に幽閉される青年で年の頃は十九前後の見た目で止まってしまっている。妖と交わる事で半人半妖の体質へと変化、食事や睡眠を減らしたところで体調に然程変調は来さないものの妖が張り巡らした結界の外に出ようとするものなら途端に皮膚が爛れ、身体は腐り落ちてしまう…と教えられている為、広い一戸建ての日本家屋の中を掃除したり、書庫似て書物を読んだり、裁縫をしたりと大人しく屋敷内で生活を営む程度に一昔前の女性のような生活ぶり。現代に関する知識は時折投げて寄越される雑誌や新聞、妖を訪ねて来る怪から聞いたりして得ている。両手の指では数え切れない程に妖と褥を共にしてきた為に身体は順応、普段は禁欲的で嫌と口にするものの箍が外れればもっとと強請る性質。妖に対しては家族のような情愛と共に密かに心寄せるも、自分は贄であるとの認識から口に出すことはしておらず、故に従順。

萌/可:日常〜裏、甘〜シリアス、強引、イベント、手繋ぎや抱擁等の触れあい、薬・玩具使用、焦れったさ、命令、奉仕、葛藤、探り合い、駆け引き、喧嘩(修復前提)、ロル外露骨・ 卑猥表現、寝台外での行為、淫語強制、依存、溺愛、言葉・局部責め、射精管理、拘束、玩具、体格差、ギャップ/24時間受信、ムラレス〜即レス、PC口調の展開相談等萎以外
萎/不可:死、四肢切断等グロ系、後スカ、汚系行為、修復不可の喧嘩、不治の病・怪我、悲愴、鸚鵡、みさくら語・助詞抜き・過度の確定や心情のみのロル、展開任せ、本体会話

※応募に際しては、自己紹介(自賛可能、出来るだけ詳細にお願い致します)、萌萎、設定への要望や質問等あれば、接触描写(場面自由、思い付かなければ省略可)

それでは、彼が帰ってくるまで一眠りするとします。…おやすみなさい。

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