お疲れさん。 - アニメ/マンガ一日限定

1 松／田／陣／平
お疲れさん。
おーおー、でけぇ隈作っちまって。折角のイケメンが台無しだな。ほれ、珈琲。無糖ミルク無しブラックひとつ、お待ちどうさん。…あん？どうした、幽霊でも見たような顔して。──夢だよ、夢。だからなんも気にすんな、降／谷。

閲覧サンキュ。
幽霊っちゃ幽霊、記憶っちゃ記憶、本物っちゃ本物。まぁ、よくあるだろ。居なくなった奴が夢に出てくるって話。俺もそう、今日も徹夜明日も徹夜明後日だってきっと多くて30分程度しか寝ねぇだろうダチが心配で心配で頭叩きに…ああいや、ちゃんと寝ろ馬鹿って言いに来ただけ。まったくこいつと来たらマジで寝ねぇんだから、夢ん中に現れんのも一苦労だっての。仮眠時間10分の間に滑り込んだ俺を褒めてほしいくらいだ。

そんなわけで、お前が仮眠から起きるまでの少しだけ話そうぜ、降／谷。有り得ねぇことが起きてても夢って聞けば人間納得するだろ、何故か。
夢ん中だし何してもいい、何だって出せる。珈琲に煙草、お前お得意のハムサンド、俺がお前のエプロン姿見てみてぇって思えばお前は喫茶店店員に早着替え。…しかしお前の隈はしぶといな。ちゃんと寝ろよ。

じゃあ俺と駄弁るつもりの降／谷はその酷ぇ顔見せるように。 ……本当はいつも傍に居たかったんだけどよ。お前完璧に見えて危ねぇし、わりと感情的だし。けどそんなお前にこれからもきっちり生きててほしいから、俺と少しだけあと腐れなく夢見ようぜ、此処なら泣いても喚いても甘えても笑っても許される。大丈夫、お前が起きたらこんな夢忘れっから。そしたらいつもの"降／谷／零"だ。

(規約遵守／ぽ＿いor帯使用／描写無～行動が分かる程度)
2018/5/28(月)22:38
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