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1 鬼_舞_辻_無_惨
ふと。
コツンと戸を叩く音があった。何ぞ尋ね者かと問えば返事はなくただザアザア雨の降るばかりである。ハテ耳鳴りかな。そう思うと再び、コツン。コツコツ。ドン。揺れる戸の向こう側には影がない。しかして音は続くばかり。しとどに降りしきる雨の夜の出来事よ。なに、半世紀も前の話。いや一世紀か。飢餓に見舞われた村で八つ時代わりの骨をしゃぶっていた。肥えた人間もまずいが碌な栄養を摂らん人間もこれまたまずい。江戸くらいの時勢が一等良かったものよ。明治からはやれハイカラだ何だと外つ国のものを食すようになりおって肉の質が変わった。妙な甘さが纒わり付くのだ。ずうと鎖国しておれば良かったものを。野菜と魚ばかりの人間の方が好ましい。何分私は健康志向でな。おい、そう頓狂な顔をするな。馬鹿に見えるぞ。あいや、元から馬鹿だったか。失敬。さて。鶏宜しく足りん頭しか持たぬ貴様にも分かるように条件を提示してやろう。規約遵守。これに尽きる。言を交わす手段は帯か、或いは仮の鳩を寄越せ。控えには私の他に童_磨、鬼_狩_り連中であらばクソほど喧しい炎_柱に黴の生えそうな蛇_柱。貴様の姿は問わんが、私の配下か柱共を優遇とする。二十二日の夜半まで出入りは自由。居着くも去ぬるも好きにしろ。会話に拘りはない。下らんもので結構。青_い_彼_岸_花に関する何某かの報告があらばまた別だがな。期待はしないとも。するだけ無駄と知っている。おや、なんだ。何か文句でも?言ってみろ。その瞬間に頸を刎ねる。ウン、そうさな。黙るが利口というものよ。ではまた。

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2 鬼_舞_辻_無_惨
〆。

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