その他ジャンル 一日限定
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1 観／音／坂／独／歩
眠るまでの数時間。
仕事が上手くいかないのもキツイのも今更と言えば今更だし明日仕事に行きたくないのもむしろ明日が来なけりゃ良いと思うのもまぁ毎日の事なんだが、今日は特に足に力が入らん。床に座り込んだら最後朝までそのまま動けなくなりそうだ。
同僚の冷ややかな視線もハゲ課長の嫌味も気にしなけりゃ良いだけだって分かってても無遠慮に俺を突き刺すし、それを気にすりゃ言葉に詰まって取引先から詰られる。気を晴らしたくて一／二／三にしょっちゅう連れて行かれた飲み屋に寄ってみれば自分の空気の読めなさやら退屈さが浮き彫りになって申し訳なさで消えたくなる。不安が積み重なるばかりで呼吸も眠りも浅くなるからせめて早く寝ようと思って布団に入っても眠れやしない…って、まぁ、早く布団に入ったとしても眠気なんか少しも無いんだが。はは。ああ゛あ、とにかく、俺は、……許されたい。癒してくれなんて言わん。俺というあまりにちっぽけな存在を許して欲しい。今夜眠るまでの数時間、その手を俺に貸してはくれないか。

条件は背後が女性、成人済、帯仕様、短めでサクサク。
提供は俺、ホスト、作家、デザイナー。
募集は不問、俺・ホスト・デザイナー指名の医者、俺指名の警官・ホスト、ホスト指名の俺、作家指名のギャンブラーはやや優遇。

出だしから鬱憤をぶつけてしまって残ってくれてる人が居るとは思えない…が、どうしても、縋ってしまう。……誰かの目を引ければ、明日も何とか息が出来る。気がする。

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