短期募集
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1 巴/形/薙/刀(刀/剣・代)香りと余韻(R20/睦言〜槍)――常の宵ならば耳を楽します皆の声音も床板鳴らす足音も、今はどこか遠く。万屋で先日買い受けたあの香炉、片惚れした彼の君の御髪を思わせる品を手にしたあの日からと言うもの、瞼を閉じれば日毎夜毎愛しいかんばせが脳裏を過ぎる。
愛しい、愛おしい、…ともすれば狂おしい。不意にすれ違っただけで鼻腔燻る香りが胸をざわつかせ、気を保っていなければ隻腕伸ばし、この胸へと縫い止めたくなる衝動が幾度も波のように打ち寄せては残滓を残しまた沸き立つ。
もはや爪先にも満たぬ理性とやらで堪えていたそれも、意中の一振りの声掛けを受けいとも容易く瓦解した姿を貴殿は笑うか、狼狽するか、あるいは拒意をその膚に乗せ俺へと示すのか。どのみち、我欲のままに矜持ごと組み伏せた事実は変わらん。のちに沙汰は幾らなりと受ける所存だ。だからどうか、この痴れた想いの丈をただ聞き流すだけでも良い。今ひと時、その耳で拝してはくれんか。
【条件】
背後成人済み女審/神/者
原作を嗜む者(進度不問)
仕草や行動が伝わる範囲での描写が可能
背後透過、干渉不可
こちらの片恋設定が了承
媒体は帯、捨、G宿推奨
受け〜攻め寄り両刀
睦言のみか流れ次第で伽も可
合わぬ場合白紙、退室は随意に
【提供】(非優遇順、属性は攻)
巴/形/薙/刀、岩/融、日/本/号、蜻/蛉/切、太/郎/太/刀、次/郎/太/刀、大/包/平、大/典/太/光/世、ソ/ハ/ヤ/ノ/ツ/ル/キ、明/石/国/行、小/竜/景/光、小/烏/丸、小/狐/丸、三/日/月/宗/近、山/伏/国/広、江/雪/左/文/字、膝/丸、長/曽/袮/虎/徹、亀/甲/貞/宗
【募集】
回想や来歴の接点に関わらず全ての男/士または女/士。
【備考】
香炉は数百年以上昔に製作された一品であり、様々な人々の手を渡るうち付/喪/神とまではいかずとも微かなりし力を蓄え、この場に流るる神気や買い付けた者の情を汲み現在特有の効能を発揮している。想い寄せる者の事を考え火を焚べる度に効力は高まり続け、視認できる範疇ならば相手の香り、声音や気配にのみ鋭敏になり、また、しばらくの間焚き染めを繰り返すと心の臓の真上辺りに愛しい者を表す家紋が浮かぶ。その際、双眸の色彩も思い人と同様の色合いへと変化し自制心と欲心の境が曖昧になる上、自力での抑制は困難になる。
すまん、火照りに浮かされ語りが長引いたが恐らくこの効能を解く方法は香炉を斬るか、あるいは焚かれた焔を消せば和らぐようには思う。香炉の力を知らぬとは言え他力を借り受けた挙句、貴殿を巻き添えに醜態を晒し誠に申し訳ない。
万一この様な有り様の一振りに覚えがあるならば、貴殿の名と相対す者の名、女/士ならば変化した特徴、そして萎、最後に手間を取らせるが描写と返書のつく宿(帯の招待も可)を一筆添えて欲しい。綴る内容は押し倒された直後か、もしくは既に自制心が働いておらん状況に居合わせたならこちらが装束なりを脱ぎ捨て唇を奪っている場でも構わん。美しいまなこの色を写し取り、欲の赴くままに愚行を働く事、どうか今だけは許しを賜われんだろうか、愛しい___。
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2 巴/形/薙/刀(刀/剣・代) さて、遠征のために応えるのが遅くなってしまい忝い。斯様な欲に溢れた声掛けに耳を傾け踵を向けてくれた全ての刀に心より感謝の意を捧げる。
有難う、これより劣情寄せる一振りの元へと参じさせてもらうが邂逅が叶わん者達はすまない。そして頂戴した問いの答えだが、あくまで俺側の片恋を了知してもらえるならば貴殿の情の有無は問わん。そう言った話だ。ではいずれまた機会があれば相見えられる事を願うが、全ての名刀達へ良縁のあらん事を。
(これにて〆、閲覧感謝)
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